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商品番号:1730

中島三枝子作 宮古上布 着尺「半月」

お譲りしました

商品詳細

未仕立て品

長さ約13m45㎝、巾38、5㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

中島三枝子

素材の持ち味を生かした新しい表現を追い求める作家、 中島三枝子さん。
宮古島で宮古上布帯や経糸に綿、緯糸にラミーを使う宮古織、経糸・緯糸ともにラミーを使う宮古麻織の反物やお着物の小物(帯揚げ)やオリジナルストールを手織りしておられます。
栃木県出身の中島さんは、23歳で初めて沖縄の宮古島織物事業協同組合を訪れ、宮古島の個人工房に弟子入りされ、最初の工房では、染織作家としてクオリティをコントロールすることの厳しさ、伝統文化を背負うことの重さを学び、工房を変えて、3年半ほどラミーを織り、さらに別の工房で1年半、苧麻畑から手績み苧麻の工程を学び、独立されました。
宮古上布の定番カラーやデザインから一歩踏み出した中島さんの作品は、新しいニーズを取り込んで魅力にあふれています。
新しい可能性に満ちた宮古上布を、ぜひ、お手元でご覧くださいませ。

宮古上布

沖縄県宮古島で作られ、日本三大上布の1つであり、日本古来の高級織物の一つとして600年の歴史を持つ宮古上布。
宮古上布を作る工程には、大きく分けて、「苧績み」「絣締め」「括染め」「織り」「砧打ち」の5つがあります。
苧麻の茎の表皮から取れる繊維を、1本1本手で裂く「苧績み」、そこで作られた極細の糸、苧麻糸を、「括染め」という技法を使って、何度も琉球藍を染め重ねます。「括染め」によって染め重ねた糸を経糸に1,120本余も使い、3カ月以上かけて細かい白い絣模様の中に亀甲や花柄の模様が浮かび上がる布を織り上げます。時間を掛けて織り上げられた反物は、光沢を出す為に糊付けされ、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」をします。どの工程も気を抜くことのできない仕事の連続ですが、惜しみ無く費やされた手間や時間の結晶は、圧倒的な美しさとともに、最高級の織物を生み出します。
宮古上布は、「括染め」によって生まれる、幾重にも重なった琉球藍の濃い紺色の中に白で浮かび上がる「十」の形や花柄などの美しく繊細な絣模様、そして「砧打ち」によって生まれるロウを塗ったような光沢、ツヤ感が最大の特徴です。
さらに、宮古上布は、繊細な柄に加えて、苧麻の細く薄い糸のおかげで、程よく軽い透け感があり、濃い色合いでも涼やかに見せてくれます。
1978年には、国の重要無形文化財に認定され、夏の至極の逸品とされています。
透き通った薄さの中に浮かぶ精緻な絣模様と、光沢のある滑らかな風合いを、ぜひこの機会にお確かめくださいませ。



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