商品番号:1509
腰原淳策作 訪問着
商品詳細
仕立て上がり品
身丈肩約162、裄66、袖丈49、前巾24、後巾28㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
腰原淳策
1947年から続く、手描き友禅の「腰原きもの工房」を父の新一さんから受け継いだ淳策さんは、東京友禅の伝統技法を受け継いだ後は、一人の作家が作家本人の思いを表現出来るようにと、職人による分業制に頼らずに、工房で一貫して制作する事によって生まれるこだわりの作品を制作されていました。
現在は、ご子息の腰原英吾さんと妻の信子さんが友禅作家として、素晴らしい作品を自然豊かな奥多摩の地で四季折々の草花、古典柄、幾何学模様、モダン柄などを現代に調和した透明感あふれる彩色で制作されています。
東京友禅
東京友禅は、徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名のお抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、各種技術・技法が伝承され発展したといわれています。
色調を抑えた中にも秘めた美しさと気品が漂う作風が特徴です。
友禅染は、柄の輪郭を「糸目糊」で描くことで染料の滲みやはみ出しを防ぎ、繊細な色彩表現を可能にしています。
東京友禅ではその多くが、江戸小袖に用いられていた真糊糸目友禅(本糸目友禅)の製法を守り続け、抑揚のついた味わいのある染上がりにこだわっています。職人達の分業による古典的で伝統的な技法であるこの真糊糸目友禅は、高度な技術と多彩な経験を必要とします。
東京友禅(江戸友禅)とは、三大友禅(加賀友禅、京友禅、東京友禅)のひとつで、非常に有名な染め織物のことです。
1980年には「東京手描友禅」の名称で、東京の伝統工芸品に指定されています。京都の絵師、「宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんざい)」が創始した友禅染めが、京の都から江戸へ伝わり広まったのが、東京友禅の始まりです。
公家文化の元に生まれた華麗な京友禅に対し、江戸時代の幕府から、食べるものから着るものまで細かく規制されていた時代に作られた東京友禅は、モダンで上品なコンセプトで作られています。
そんな東京友禅の着物は、日本国内だけでなく海外からも高い評価を得ています。
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