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商品番号:1475

人間国宝 羽田登喜男作 訪問着

お譲りしました

商品詳細

重要無形文化財保持者(人間国宝)

日本工芸会正会員

仕立て上がり品

身丈肩約163、裄6、袖丈49、前巾25、後巾30㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

羽田登喜男

日本を代表する手描き友禅作家、羽田登喜男氏。
国内外で高い評価を受け、さまざまな賞を受賞され1988年に人間国宝に認定されました。
羽田登喜男氏の作品は「羽田友禅」とも呼ばれ、京友禅と加賀友禅を融合させた独自のデザインを特徴としています。
京友禅の特徴はやわらかい色合いと華やかさで、装飾には刺繍や金銀箔が多く使用されており、一方加賀友禅は自然の風景を写実的に描くのが特徴で、華やかさを演出する京友禅とは対極的なデザインです。
羽田登喜男氏は、このような京友禅の華麗さと加賀友禅の配色を融合させ、「羽田友禅」を完成させました。
羽田登喜男氏は1911年に石川県金沢市で造園師の三男として誕生。
14歳のときには地元金沢市で南野耕月氏から加賀友禅を、20歳のときには京都府で曲子光峰氏から京友禅を学びました。
羽田登喜男氏は1937年に独立し、京都市上京区に自身の工房を作りました。
「羽田友禅」は作家による一貫作業が行われ、デザインから仕上げまでの約20~30工程を1人で行なっています。
「羽田友禅」は、糸目糊(いとめのり)や堰出(せきだ)し糊などの伝統的な技法を駆使した緻密な作風を特徴としています。
細部までこだわり抜く羽田登喜男氏の作品作りへの姿勢が、多くの人々を惹きつける理由です。
特に「鴛鴦(おしどり)」の文様は、羽田登喜男氏を代表する人気の作品で、「鴛鴦」を生み出すために、文様の部分を白く残して染め上げる白揚げや、細かい粉状にした金砂を接着剤で布地にまきつける金砂子のような加賀友禅の技法を用いました。
2008(平成20)年2月、97歳の天寿を全うされ、現在は長男羽田登氏や、孫の登喜氏により仕事が受け継がれ、作品が作り続けられています。

京友禅

京友禅とは、京都で製造されている友禅で、1976年には、経済産業省指定伝統的工芸品にも指定されました。 京友禅は、日本三大友禅の1つとして、今も多くのファンに愛されています。
「図案には花鳥風月や有職文様などの文様調のものが用いられる」「基調の色が決まっておらず多くの色を使用した鮮やかな色合いである」「金銀箔が施されている」ことが特徴です。糊を使って筆で色付けする際に滲んで色移りすることを防ぐ 「糸目糊」という技術が用いられています。
京友禅は、製造過程が非常に手間がかかり、技術力が要求されるため、高級な染め物として知られています。京都の染物業者が中心になって伝承されてきた技術であり、現在でも継承され、多くの人々に愛されています。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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