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商品番号:2575

日本工芸会正会員 樋口隆司作 湯揉み絹縮地 「風薫る」 未仕立て品

お譲りしました

商品詳細

重要無形文化財保持者(人間国宝)

未仕立て品

仮絵羽長さ 179.2cm 生地巾 39.7cm

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

樋口隆司

縮織とは、撚りの強い緯糸を用いて織り上げ、ぬるま湯で揉んで縮ませて布全体にしぼを表した織り物のことで、縮織を使った着物の代表格に小千谷縮があり、雪国の風土を背景に生まれた麻織物、越後上布や小千谷縮は1400年の歴史を持っています。
樋口隆司氏は、小千谷縮屋の六代目であり職人であり作家です。
重要無形文化財「小千谷縮」の技法を生かし、絹織物で縮織りをするという発案で「紬ちりめん」を創案されました。
全国でも個展を多数開催され、日本工芸会正会員でもある伝統工藝作家、樋口隆司氏。「花・風・月・雪」などをモチーフに雪国の四季を表現し、遊び心のあるデザインを繰り広げ、絹や麻の糸を自在に使いこなし、着る人の心に響く素敵な着物や帯を制作されています。
自然の美しさを織物で表現し、ロマン溢れる感性と緻密な計算から生まれる作品は、独自のおしゃれな世界を創り上げておられ、創り上げる作品には、色柄が少ないのが特徴です。
代表的な作品に、「小千谷縮」、「湯揉み絹縮」、「紬ちりめん」の三種類があります。
第三十七回日本伝統工芸展に絽織縮絣着尺「風の道」が入選、翌年には、全日本新人染織展で、地元片貝まつりの奉納煙火の花火をモチーフにした作品で大賞を受賞され、二回目の伝統工芸展入選作品は、小千谷の夜空を流れる星を絣で表現した絶妙な計算と技が澄み切った夜空のように冴え渡った「流れ星」で入選されました。

日本工芸会正会員
小千谷産地を代表する縮屋の六代目
1948年 雪国小千谷に生まれる
1971年 成蹊大学工学部卒業
1984年 樋口織工藝社を継承
1990年 第37回日本伝統工芸展「風の道」入選
(以後45,50,51,52,54,57,58,60回入選)
1991年 個展「麻·COSMOS」、第16回全日本新人染織展「夜空の華」大賞受賞
1992年 個展「雪国のロマン」、個展「麻一風・水・光を織る」
1998年 第45回日本伝統工芸展「流れ星」入選 個展第1回「聖夜に星空をうたう」
1999年 個展第2回「雪·舞」展
2000年 個展第3回「雪・楽園」展
2001年 第1回「小千谷縮・夏のしつらい」展
2002年 第2回「小千谷縮・夏のしつらい」展
2003年 第3回「風遊布」展、第50回日本伝統工芸展「風の町」入選
2004年 第51回日本伝統工芸展「光風」入、日本工芸会 正会員認定
2005年 震災復興祈念個展第4回「星に願いを」織展、第52回日本伝統工芸展「天地蘇生」入選
2006年 第1回新潟県伝統工芸展「フェニックス」優秀賞受賞
2007年 第54回日本伝統工芸展「不死鳥」入選
2008年 還暦記念個展…小千谷・東忠

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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