特選きものコレクションメニュー

商品番号:895

二代山田栄一作 友禅楊枝糊訪問着

お譲りしました

商品詳細

仕立上がり品

身丈肩168、裄68、袖丈49、前巾25、後巾30㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

山田栄一

山田栄一氏は、友禅楊子糊(ようじのり)の技術で人間国宝に認定された着物作家です。1900年に京都市で生まれ、14歳で三越京都支店の染色工場に入り、友禅染の下絵と彩色の見習いに従事されました。糊置き師として優れた成長した山田栄一氏は、18歳で三越を退職し、その後、手描き友禅作家・吉川竹翁氏に師事して友禅染の研究を始めました。友禅染めは下絵、糊置、彩色、地染めなどの工程を分業でこなしますが、山田栄一氏は器用にこなせたため独自の技法で一貫して作り上げていました。吉川竹翁氏は糊置き師として山田栄一氏を評価し、友禅楊子糊技法は口伝で享受しました。楊子糊の糊置染法は友禅染めで防染に使われる糊置き技法です。ヘラから糊を垂らして、白い線を描きます。友禅楊子糊技法は江戸時代の文献に記載されていた技法です。しかし、糊製法の難しさに加えて糊置きの技術も必要だったため、明治~大正時代に消滅し、技術継承がされていません。
1945年に東京大空襲により、山田栄一氏は愛知県鳴海町に疎開しました。その後独立し、町内で友禅作品の制作を進め、並行して戦災で中断していた楊子糊の研究を再開しました。山田栄一氏は1953年に楊子糊の技法は無形文化財に指定され、1955年に人間国宝に認定されました。人間国宝に認定された1年半後の1956年に胃がんのため55歳で逝去しました。
昭和期に独力で楊子糊の技法を復興させた功労者として高い評価を得ました。現在は二代目・山田栄一氏が技術の継承に挑んでいます。



関連動画のご案内

ご案内

本サイトに掲載の全ての着物・帯は、実店舗で販売しております。
掲載品に関するお問合せ、ご来店の際のお申込みはお電話もしくは 下記メールフォームよりお申込みください。

お電話の場合はフリーダイヤル
 0120-109-529
メールの場合は下記お問い合わせフォームよりご入力のうえ、お問い合わせくださいませ。

※メールの返信は土日祝の場合、翌営業日となります。
メール受信拒否設定をされている場合は、info@tokusenkimono.com を受信できるよう変更お願いいたします。

メールで問い合わせる

LINEで問い合わせる

友だち済の方は「LINEで送る」ボタンより特選きものコレクション公式LINEに送信いただけます。



お電話で問い合わせる

検索項目を組み合わせて
お探しいただけます。