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この度、丹後藤布振興会会長も務められた工房『芙留庵』の加畑兼四郎さん作の丹後藤布 八寸名古屋帯を入荷いたしました!

縄文の古から現代に伝わる最古の原始布。

野山に自生する藤の蔓を細く剥いで、藤績みの作業を経て、糸を作り、織り上げられます。

ざっくりとした素材が生む通気性の良さ、長く強い繊維が特徴的です。

藤布の歴史はとても古く、日本最古の歴史書といわれる古事記にも「春山之霞壮夫(ハルヤマノカスミオトコ)の母が、藤蔓から衣・袴・襪・沓を一夜で製織して与えた」と記され、万葉集にもその名が遺っています。

藤布は何十年、作業着として使っても破れない耐久性は、科学繊維とは違い紫外線劣化にもつよく、古来から近代まで夏衣の一つとして、普段着、仕事着として日常使いに重宝されてきました。  

古代より日本人と共に在り続けた藤布。

その過酷な作業工程から衰退し、滅多に見ることができないものとなりましたが、藤布の第一人者であり、京の名工にも認定されている加畑兼四郎さんを中心とする方々の尽力によって、丹後半島上世屋地区に残されていた藤織りの技術が、護り伝えられました。

千年椿を染料に用いて、味わい深い煤色に染めた、微かにしっとりとした優しい手触りの加畑兼四郎さん作の丹後藤布八寸名古屋帯。

僅かに浮かぶ紫みの景色、美しく滲み出る女性的な柔らかさ。

日本の風土とともに育った自然布、人が紡いだ自然の恵み、ぜひ、その身でご体感くださいませ。

長さ 378.8cm 巾 30.2cm

ホームぺージ未掲載ですので、お問い合わせ時は 「3月30日ブログの加畑兼四郎さんの藤布 八寸名古屋帯」とお伝えください。

とても人気があり、希少性の高いお品です。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。

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