商品番号:666
人間国宝 甲田綏朗作 精好仙台平 袴地 未仕立て品
商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
日本工芸会正会員
未仕立て品
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
甲田綏郎
甲田綏郎(こうだよしお)さんは「精好仙台平」の重要無形文化財技術保持者です。仙台平とは、宮城県仙台市の合資会社仙台平が作る高級絹織物です。草木染めで糸を染色し、経糸には光沢のある練り糸を用い、緯糸は撚りのない生糸を濡らして、力強く打ち込むので、しなやかさと堅さをあわせ持つ織物です。茶道、弓道、日本舞踊、結婚式、授賞式など、袴をお召しになる場面は様々ですが、座ればしなやかで、立てばひだの織り目が自然に落ち着き、堂々とした美しい気姿となります。綏郎さんは平成14年に重要無形文化財技術保持者に認定されました、お父様の栄佑さんも重要無形文化財技術保持者です。
精好仙台平
「精好仙台平(せいごうせんだいひら)」は、江戸時代から続く伝統的な袴地で、仙台平といえば袴の代名詞となるくらい著名な織物です。
江戸時代の中期ころに京都から技術が導入されたとされ、伊達藩の保護奨励策により発達しました。
仙台、広瀬川のほとりで、今も甲田家だけが代々伝わる技法を守り、織り続けています。
伝統的な精好仙台平の工程の中で、特徴のひとつが「濡緯(ぬれぬき)」です。
経糸は、主に藁の灰汁を用いて精錬した撚り糸を引きそろえ、緯糸は撚りのかかっていない糸を何本か合わせて必要な太さの一本にして使用しています。
織り上げる際にはこの無撚糸の緯糸を、水に濡らして打ち込むことで、よく締まり、独特の張りのある締まった織物になります。
これまでその作品の多くが、皇室の献上品としても織られてきた精好仙台平。
細い糸が多色に染め上げられた縞柄は、「霜降り」とも形容され、伝統的な柄ながらモダンさを感じさせます。体に寄り添うような質感と光沢感、また引き締まった織りからくる、体に添うような贅沢なしなやかさがあり、究極の上質感を感じさせてくれる逸品です。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。
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