商品番号:1498
日本工芸会正会員 山下芙美子作 本場黄八丈 着尺 未仕立て品
商品詳細
日本工芸会正会員
未仕立て品
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
山下芙美子
日本工芸会正会員・山下芙美子(やましたふみこ)さん。
めゆ工房 山下家三代に渡り伝承される至高の染織 の本場黄八丈。
3種類の草木と多彩な織技法を巧みに操り生み出される洗練された絹布。
新小石丸を用いたエレガントで気品漂う着姿は、まさに唯一無二の存在感を漂わせます。
目に鮮やかな黄金に輝く山吹色、どこか懐かしさを感じさせる茶褐色の鳶色、漆黒の艶と気品を放つ黒色。
「黄八丈」はその独特の糸の輝きと艶で着る人見る人を魅了します。東京生まれの黄八丈は1948年に東京都の無形文化財に指定されました。
八丈島で代々黄八丈を織る山下家。四代目となる山下芙美子さんは、お母様の故・山下八百子さんが柳悦博氏に師事された後に開設された「山下めゆ工房」を引き継ぎ、伝統を受け継ぎながらも、現代の街並みに合う洗練された黄八丈を作られています。
確かな織の技術の上に奥深い色彩が重ねられ、「絹糸」がさらに命を持って存在しているかのような織模様のモダンさと気高い質感。年月を経てさらに深く、よいお色目に変化していく、草木染ならではの楽しみを堪能してください。
黄八丈
黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。 染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。染色と乾燥を何度も繰り返して定着させるその染色技術は、東京都指定無形文化財に選ばれました。
「染と織」の二段分業体制で行われる黄八丈は、優れた織り手が丹念に打ち込んだ布の心地良さは、袖を通す度に確かな満足を与え、上質な糸を手をかけて染め上げ、三代着ても色あせないといわれるほど強く渋みのある色合い、職人の技法によって表現される多彩な色は人々の心を引き付けます。
生糸を用いて手織りで織られ、平織のほかに、独特の織り模様を作り出す綾織も特徴的な織り技法の一つです。 綾織は光を反射して美しい光沢を出すと共に、身体に添うしなやかさと長い使用に耐える強さを備えます。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。
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