商品番号:3582
人間国宝 福田喜重作 絽 訪問着
商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
日本工芸会正会員
※刺繡なし
紋=抜き一つ・五瓜に唐花
仕立て上がり品
身丈肩約160、裄66、袖丈60、前巾24、後巾28㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
福田喜重
日本の刺繡家、重要無形文化財保持者。
刺繡では唯一人の人間国宝です。
1932年9月26日 京都市生まれ。
京都市立第一工業学校(現・京都市立京都工学院高等学校)卒業。
父である刺繡家福田喜三郎氏に1948年から師事。
父からの厳しい指導によって本格的伝統技法を習得されます。
刺繡作品は主に和服で、一越縮緬や綸子地などの生地を使用し、意匠では自然物を流動的に表現し、色糸による刺繡で微妙なグラデーションや細かい作業によって繊細で流れるような曲線を描かれています。
そのため、作品は平坦にならず、奥行きを感じさせる絵柄となります。
1976年に日本工芸会日本伝統工芸展に初入選、以降受賞を重ねられました。
刺繡業福田商店の経営を1956年に父から引き継ぎ、
1970年に福田工芸染繡研究所に社名変更、1991年に株式会社福田喜を設立して代表取締役を務められました。
一枚の布に宿すために一切の妥協を許さず、 生地の選択から、意匠・染・縫・箔の全行程を一貫して手掛けられています。
一針一針で、一瞬一瞬の時を刺し込んでいく刺繍の美。
また、福田喜重氏が「水蒸気文化」と呼ぶ、湿気があるからこその霞や靄で朝焼けや夕焼けが楽しめる日本の景色。福田喜重氏独特の「染足の長い暈し」にはその情景と情緒が表現されています。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。

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