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商品番号:3911

鈴木紀絵作 型絵染 紬九寸名古屋帯地 「花喰鳥模様」 未仕立て品

商品詳細

未仕立て品

長さ 510cm 巾 36.7cm

御召鼠の紬地に、型絵、しぼりの技法を使って、可愛い小鳥と小花を描き、メルヘンな作風に仕上げた、鈴木紀絵さんならではの作品です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

鈴木紀絵

鈴木紀絵さんは、長く国展にて心弾む作品を披露され、数々の魅力的な作品を世に送り出してこられました。
鈴木紀絵さんが染織の道を目指したのは、日本舞踊を習うお嬢さんの着物を自分の手で描き染めることが出来たら…、という気持ちを抱いたからです。娘を思う気持ちから染織の門を叩かれ、型絵染の第一人者芹沢銈介氏に師事されます。
鈴木紀絵さんは、絞りや型絵染め、手挿しなど様々な技術を自由に取り込み、動植物を描いた愛らしいのどかな世界感を表現され、ふんわりと優しさに溢れた夢のある作品が特徴です。

型絵染め

型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。

国画会

昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。



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