商品番号:3919
人間国宝 松枝哲哉作 重要無形文化財 久留米絣 着尺 未仕立て品
商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
日本工芸会正会員
未仕立て品
長さ 1322cm 巾 37.8cm
松枝哲哉氏によって織られた久留米絣。藍の濃淡染めから生まれる鮮やかな二色で表現した作品です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
松枝哲哉
日本工芸会正会員、
1955年、福岡県生まれ。
150年間にわたって絵絣の技を継承する久留米絣の名家・松枝家の5代目当主を務められ、
祖父は松枝玉記氏。
2020年7月、ご逝去されました。
伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つに数えられる久留米絣は、福岡県久留米市周辺、および周辺の旧久留米藩地域で生産される綿織物で、200年ほどの歴史があります。機械織りや化学染料などが導入される中で、手織り・手括り・本藍染といった昔ながらの技法を守りぬき、その3つの指定要件の技が1957年には、国の重要無形文化財に指定されています。
松枝哲哉氏は人間国宝であった祖父の松枝玉記氏に中学時代より藍染めを習い、後に手織り、手括りを学び、24歳の時には重要無形文化財久留米絣技術伝承者(手括り・藍染め・手織)に認定されます。
29歳の時に日本伝統工芸展初入選を果たされ、その後も西部工芸展など数々の賞を受賞されました。
久留米絣は、八女地方の小柄な男絣と、久留米市南部の大柄な絵絣の2種に大別されますが、松枝哲哉氏が手がけるのは、後者の「大柄な絵絣」です。
藍染めで表現する詩情あふれる絵絣模様。
筑後の自然風景、風や雨や光や影、そして宇宙にまで思いを馳せ、絣紋様に意匠化して、写し取ります。豊かな詩情あふれる世界観を藍と白のコントラストや藍の濃淡染めで表現した作品は、見る者に深い感動を呼び覚ます力強さを感じさせます。
久留米絣
日本三大絣のひとつとして大変有名で木綿ではじめて国の重要無形文化財に指定されました。
手括りによる機械では出せない深い味わい、天然の藍染による鮮やかで美しい藍色、熟練の職人による投げ杼での手織りを経て織られた物は重要無形文化財にふさわしい逸品となります。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。

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