商品番号:4106
二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着セット(訪問着・袋帯)
商品詳細
・二代目由水十久作 本加賀友禅訪問着
仕立て上がり品
身丈肩 161cm 裄 67cm 袖丈 49cm 前巾 23cm 後巾 30cm
錆色の地に、扇を片手に踊る少女を描いた落ち着いた風合いの訪問着です。うないと呼ばれる中国人形をモチーフにした二代目由水十久さんの独特の童がとても可愛くて魅力的です。
・長嶋成織物製 袋帯
仕立て上がり品
長さ 446.6cm 巾 31.3cm
白鼠の地に、うないと呼ばれる可愛い童の顔を太鼓部分に描き、小道具を浮かべた、二代由水十久さん監修の袋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
二代目由水十久作 本加賀友禅訪問着の地色:
錆色 深く渋い赤
長嶋成織物製 袋帯の地色:
白鼠 明るい灰
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
二代目 由水十久
二代目由水十久氏は、初代由水十久氏の次男として生まれ、本名 充 父であり師てある初代由水十久氏に学び、1989年からニ代目由水十久を襲名し活動されています。
1996年に初代由水十久氏と同じく伝統工芸士に認定され、同年の1996年と1999年には伝統加賀友禅展で金賞を受賞されました。
加賀友禅では模様のモチーフに草花が用いられることが多いですが、由水十久氏は人物画をモチーフにするこだわりを持っています。
代表的なのは唐子(中国の小さい子ども)のデザインで、髪の毛や服装、表情の細かい部分まで繊細に描かれています。
着物を弟子や人形に何度も着させて下絵を完成し、糸目糊(いとめのり)を繊細に置いて色の混ざりを防ぎます。
細かくて繊細な作業によって描かれた人物画は、今にも動き出しそうなリアリティさが特徴です。
妥協のない図案から染め上がり、お着物の枠を超えた芸術作品。
親子代々受け継いでいただきたい傑作品です。
由水十久
本加賀友禅の代表的な作家・由水十久氏。
草花模様が中心の加賀友禅の中で、初代 由水十久氏は、模様として最も扱いにくい題材とされる人物画を好み、特に童を題材に独特の図案で多くの人たちを魅了しています。
親子代々受け継いでこられた傑作品です。
加賀友禅
江戸時代に宮崎友禅齋が発展させた加賀友禅は京友禅、東京友禅とあわせて
日本三大友禅と言われています。
箔や絞り、刺繍などの技法はほとんど用いず、加賀五彩「 臙脂・藍・黄土・草・古代紫」を基調とした染色、ぼかしだけで描かれ、製作工程の多くを一人の作家さんが手掛けるめ、それぞれの個性が一番表現される友禅ではないでしょうか。
人間国宝・木村雨山さんの大胆な構図の作品、初代由水十久さんの繊細で愛くるしい童子や、巨匠といわれる方々の作品は、まるで絵画をみているようです。
西陣
「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。

二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着地 「牡丹唐子」 未仕立て品
二代目 由水十久作 本加賀友禅 色留袖地 「鯉仙人」 未仕立て品
二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着
二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着 「曲水の宴」
二代目 由水十久作 本加賀友禅 塩瀬九寸名古屋帯
二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着
二代目 由水十久作 本加賀友禅 訪問着地 「雨上がり」 未仕立て品
二代目 由水十久作 本加賀友禅 留袖地 「五人囃子」 未仕立て品
