商品番号:4523
日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型染 訪問着
商品詳細
日本工芸会正会員
仕立て上がり品
身丈肩 167cm 裄 68cm 袖丈 49cm 前巾 25cm 後巾 30cm
柔らかな枯野の地に、静かな水の流れに沿って、菖蒲、紅葉、菊など、水々しく麗しい草花を鮮やかに描き、ふわりと宙を舞う可愛らしい小鳥たちを描いた、穏やかで品のある風合いでいて色彩豊かな、城間栄順さん作 本紅型染 訪問着です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
枯野 明るく渋い橙
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
城間栄順
日本工芸会正会員 城間栄順
昭和9年(1934年)沖縄県・那覇市生まれ。琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家のひとつとして名高い城間家の15代目。(城間栄順さん)
現在はご子息の16代城間栄市さんとともに、城間紅型工房を営まれています。
戦後の混乱の中、紅型の復興に尽力した城間栄喜氏の長男として生まれ、父より城間家の伝統技術を継承しつつ色にこだわった独自の世界観を織りなす作品をつくりだしています。海と魚、自然をこよなく愛し、綺麗な沖縄の海をモチーフにした作品も多数あり、妥協を許さない精緻な手仕事でありながら、作品全体に感じられる大自然のおおらかさとあたたかさに魅了されます。
紅型染め
紅型(びんがた)染めとは、15世期頃に、日本本土や中国、東南アジアとの貿易を通して沖縄独自の染物として生まれ成長し、現在に至るまで、大切に守られ、受け継がれてきた伝統工芸です。
型紙を使って顔料で柄を染める、型染めという技法で染められ、沖縄ならではの色鮮やかな色彩が特徴です。
「紅型」と総称されてますが、彩色の技法で分類すると、赤、黄、青、緑、紫を基調とした色彩が大胆で鮮やかな「紅型」と、藍の濃淡で染め上げる落ち着いた色調の「藍型 (イェーガタ) 」に分類されます。
小刀を使って渋紙を彫っていきます。突き彫りという独特の技法で彫られ、手作業でないと出せない温かみのある線を表現しています。
刷り込み刷毛を使い、顔料で色を染めていきますが、紅型の顔料は自然界の植物や鉱物を粉末状にした天然顔料です。
朱、洋紅、石黄、美藍、本藍、胡粉といった顔料を豆汁と混ぜ合わせて色を作ります。
濃い顔料を使い、柄にアクセントをつけていきます。
隈取りとは、歌舞伎役者さんがお化粧をすることでもありますが、それと同じ意味合いで、柄に立体感をつけ、華やかさを増す、紅型の大きな特徴のひとつです。
モチーフとして描かれるものは、動植物、自然の風物、建物などの工作物と様々です。
風物では桜や梅、柳、菖蒲、雪持笹、雀、蝶など、友禅や江戸小紋と同じような文様も多く、他には鶴や亀、松竹梅、鳳凰などの吉祥文もよく使われています。
紅型は人気があり、作家さんとしてたくさんの方が参入されていますが、多くは独自路線で商品力で勝負されており、伝統に縛られることのない斬新なデザインで人気作家が次々に誕生しています。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。

日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型染 振袖地 未仕立て品
日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型染 藍型小紋
日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型染 訪問着地 未仕立て品
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日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型 芭蕉布 九寸名古屋帯
日本工芸会正会員 城間栄順作 芭蕉布地 本紅型染 藍型九寸名古屋帯地 未仕立て品
日本工芸会正会員 城間栄順作 本紅型染 訪問着
