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商品番号:1163

人間国宝 田島比呂子作 訪問着

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商品詳細

重要無形文化財保持者(人間国宝)

日本工芸会正会員

仕立上がり品

縫い一つ紋=沢潟

身丈肩167、裄68、袖丈49、前巾25、後巾30㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

田島比呂子

田島比呂子さんは本名を田島博と言い、大正11年東京生まれの着物、染織作家です。
小学校卒業後に、友禅模様師である高村樵耕・高村柳治のもとに内弟子として入門して、友禅染の技法を学ばれました。1959年、師匠の高村柳治に勧められて日本伝統工芸展に出展した訪問着「揺影」が、見事初入選を果たします。1961年には日本工芸会の正会員にもなっています1966年、第13回日本伝統工芸展に出展した訪問着「青東風」が日本工芸会総裁賞を受賞し、翌年の1967年からは日本伝統工芸展の監査委員を務めるようになり、その後1972年には日本工芸会理事、1986年には日本工芸会常任理事に就任されました。1987年には紫綬褒章、1993年には勲四等旭日小綬章を受賞し、1999年、77歳で重要無形文化財・友禅の保持者(人間国宝)に認定されました。この間も日本伝統工芸展に作品を出品しており、1998年には訪問着「入江」で日本工芸会保持者賞を受賞しています。当時の友禅染の世界は、主にデザインを担当する模様師と染色を担当する染師で役割が分担されていました。友禅模様師である高村父子に師事したことは、後に比呂子さんがデザインを考案するための大きな経験値になったと言えると思います。

東京友禅

東京友禅は、徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名のお抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、各種技術・技法が伝承され発展したといわれています。
色調を抑えた中にも秘めた美しさと気品が漂う作風が特徴です。
友禅染は、柄の輪郭を「糸目糊」で描くことで染料の滲みやはみ出しを防ぎ、繊細な色彩表現を可能にしています。
東京友禅ではその多くが、江戸小袖に用いられていた真糊糸目友禅(本糸目友禅)の製法を守り続け、抑揚のついた味わいのある染上がりにこだわっています。職人達の分業による古典的で伝統的な技法であるこの真糊糸目友禅は、高度な技術と多彩な経験を必要とします。
東京友禅(江戸友禅)とは、三大友禅(加賀友禅、京友禅、東京友禅)のひとつで、非常に有名な染め織物のことです。
1980年には「東京手描友禅」の名称で、東京の伝統工芸品に指定されています。京都の絵師、「宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんざい)」が創始した友禅染めが、京の都から江戸へ伝わり広まったのが、東京友禅の始まりです。
公家文化の元に生まれた華麗な京友禅に対し、江戸時代の幕府から、食べるものから着るものまで細かく規制されていた時代に作られた東京友禅は、モダンで上品なコンセプトで作られています。
そんな東京友禅の着物は、日本国内だけでなく海外からも高い評価を得ています。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



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