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商品番号:117

日本工芸会正会員 深石美穂作 川平織九寸名古屋帯

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商品詳細

日本工芸会正会員

未仕立て品

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

深石美穂

沖縄石垣島の北西部、透き通るほど青く美しい海の広がる川平湾。自然豊かなその地で「からん工房」を、夫婦で主宰し、草木染め手織紬や川平織を制作している染織家であり日本工芸会正会員の深石美穂さん。川平織は、八重山の風土と自然をイメージさせる独創的で、創造性に満ちた織物です。
福島県出身の深石さんは、夫の隆司さんとバックパッカーとして八重山諸島を旅し、その豊かで美しい自然に深く魅了され、移住を決意され、「現代の名工」ミンサー織の作家・新絹枝さんに師事され、織物の基礎を学び、ミンサー織の出機を請け負うようになりました。その後、首里織をはじめ沖縄の伝統技術を独学で学び「からん工房」を設立し、「川平織」と命名した絹織物を制作されました。
現在、深石さんは首里織の名手として知られた故大城志津子さんを始め、様々な作り手さんとの交流から沖縄の伝統的な染織技法に習熟、選び抜いた上質な素材を草木で染め上げ、美しい彩りを駆使し、色彩・織技・絣柄ともに魅力あふれる作品を制作なさっています。
また、近年は、市松に絽と花織を配した布づくりに取り組んでおられ、絣織・花織・市松絽織を取り入れた独自の技法を「市松花絽織」と名付けて創作されています。熟練した技術と洗練された感性から作り出される優美な色面構成は、古典的な市松模様を超え、現代性溢れる作品となっており、沖縄の花織に現代性を組み合わせることにより染織に新たな可能性を生み出しておられます。

福島県出身。武蔵野美術大学で商業デザインを専攻。
1978年 みんさー工芸館にてみんさー織を習う
1979年 石垣島へ移住し、首里の故大城志津子先生を訪ね手結絣を学ぶ
1982年 「からん工房」設立
地元の天然染料による染色、川平産の生繭座繰りなどを研究
1993年  独自の草木染生繭布「川平織」と名付けて出荷する
1995年  全日本新人染織展で、織着物「ビーマ柄小袖」佳賞受賞
1996年  沖展初入選
1997年  沖縄県工芸公募展で、藍ぼかし駒絽着物「礁湖」最優秀賞受賞
1999年 西部工芸展で、絣織着物「松風」朝日新聞社銀賞         
2000年 石垣市立図書館展示ホールで、「からん工房の仕事展」を開く
2001年 日本伝統工芸染織展で、絣織着物「朝月夜」初入選  
2002年 日本伝統工芸展で、絣織着尺「水心雲影」初入選
2003年 沖展で、絣織着物「光の海」奨励賞受賞
2005年 京都にて個展「移ろいの絣・深石美穂絣織展」を開催
八重山産業まつりで、沖縄県より商工観光業賞受賞
2006年 日本伝統工芸染織展で、絣織着尺「丸紋格子」日本工芸会会長賞受賞
2009年 日本工芸会の正会員に認定される
2011年 日本伝統工芸染織展で、市松花絽織着物「花霞」文化庁長官賞受賞
2019年 沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞
日本工芸会正会員

川平織

川平織(かびら-おり)とは、日本工芸会正会員である深石美穂(ふかいし・みほ)さんが制作した草木染織生繭布の反物のこと、ならびにその反物から作られた着物のことです。石垣川平織(いしがき・かびらおり)と呼ばれることもあります。
「川平」という独特な名前は、深石氏が工房を構えた地、沖縄・石垣島の川平湾(かびら-わん)から取られました。
川平湾から名付けられた「川平織」も、沖縄のたっぷりとした光を浴びた色鮮やかな自然の美しさを閉じ込めたかのような魅力のある織物です。
花倉織を基に市松状に絽織部分を増やし、花織を散らした市松花絽織という手織技法を用いた「川平織」。石垣島に生成する草木から生まれた染料による絶妙な色具合、経緯絣の美しい絣具合、透明感のある風合い…その美しさは初出荷直後から、着物通達の注目を浴びています。



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