商品番号:1613
中町博志作 本加賀友禅 色留袖
商品詳細
仕立て上がり品
比翼なし
抜き一つ紋=細輪に小さい橘が下半分に書いてあります
身丈肩167、裄68、袖丈49、前巾25、後巾30㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
中町博志
中町博志氏は1943年に富山県で生まれました。 1966年に加賀友禅作家の直江良三の元に弟子入りし、加賀友禅のノウハウを徹底的に学び体得され、6年の修行を経て1972年に独立し、第1回日本新工芸展に入選したり、石川県現代美術展最高賞を受賞したりと数々の評価を受けました。
実に大胆、そして華麗な色使い、抽象化された構図、そのすべてに魅力が詰まっており、他には無い個性を放つ作品を作り続けておられる名匠で、二代目由水十久氏、高平良隆氏、柿本市郎氏、上田外茂治氏、杉村典重氏、由水煌人氏など、錚々たる顔ぶれで構成された、石川県指定無形文化財・加賀友禅技術保存会会員でもある中町氏の名は本加賀友禅界で一、二を争うほどです。
中町氏の作風の多くは、着物の伝統に縛られず、自分が思うがまま自由にデザインを施しており、斬新です。
写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄が特徴の加賀友禅ですが、氏の作品は常に着る人をイメージしながら、自身が感じ取る目の前の風景を抽象的に描いており、現代的な感覚を伝統的な加賀友禅の技法・意匠に取り込むことで、新たな着物の世界観を生み出しておられます。
一枚のきものの柄にストーリーがあり 纏った時にどこからどんな風に見られるかと考えをめぐらせ、いかに着手が美しく見えるか ということを考えておられ、豊かな感性で自然をとらえ、 一枚の絹布の上に表現する力は最早絵画の粋に達しています。
今そこに浮かぶような精緻な意匠美、加賀友禅独特の色彩美で描き出される意匠は、見るものを圧倒します。
結婚式のようなお席にも、 自信を持ってお召しいただけることでしょう。
本加賀の一流作家の逸品をお手元でご愛用くださいませ。
■中町博志 プロフィール
昭和18年 富山県福光 生まれ
昭和41年 加賀友禅師 直江良三氏に弟子入り
昭和47年 加賀友禅師として独立
昭和54年 第1回伝統加賀友禅工芸展 銅賞
昭和55年 第2回伝統加賀友禅工芸展 金賞
昭和56年 第3回伝統加賀友禅工芸展 金賞
昭和58年 第5回伝統加賀友禅工芸展 金賞
昭和63年 石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保持者に認定
平成07年 加賀友禅伝統工芸師認定 (通商産業大臣認定)
平成10年 金沢市文化活動賞受賞
平成25年 石川県指定無形文化財 加賀友禅技術保存会 会長
現在 (協)加賀染振興協会理事
師匠/直江良三
加賀友禅
江戸時代に宮崎友禅齋が発展させた加賀友禅は京友禅、東京友禅とあわせて
日本三大友禅と言われています。
箔や絞り、刺繍などの技法はほとんど用いず、加賀五彩「 臙脂・藍・黄土・草・古代紫」を基調とした染色、ぼかしだけで描かれ、製作工程の多くを一人の作家さんが手掛けるめ、それぞれの個性が一番表現される友禅ではないでしょうか。
人間国宝・木村雨山さんの大胆な構図の作品、初代由水十久さんの繊細で愛くるしい童子や、巨匠といわれる方々の作品は、まるで絵画をみているようです。
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