商品番号:1922
龍村晋製 袋帯 「吉野間道錦」
商品詳細
仕立て上がり品
長さ448㎝、巾31㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
龍村晋
龍村晋(たつむらしん)は帯の染色工芸作家、父の龍村平蔵は古代裂(こだいぎれ)復元の第一人者で、着物の染織工芸の巨匠です。
龍村晋は、正倉院の古代錦を始め名物裂の復元と多くの美術織物を創作した龍村平蔵の三男で、親の著作権を受け継ぎその研究と復元制作を継承していました。
父・平蔵の膝元で匠の技と感性を引き継ぎ、染織の技術や感性を磨き、ユーラシア大陸を横断して意匠の題材を追求するほど熱心に帯の研究をしました。自らも90年の生涯を帯の制作一筋に打ち込みました。題材は日本はもとよりシルクロード、西欧と広く比類ない独自の「伝匠名錦」を生み出し、生涯を帯の創作一筋に打ち込み、その柄数は500柄に及んでいます。
彼の生み出した「伝匠名錦」は、高い芸術性を有している帯として有名です。
西陣
「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。
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