商品番号:207
田中林次作 本場結城紬 袋帯
商品詳細
仕立て上り品
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
田中林次
田中林次(たなかりんじ)氏は旧人間国宝です。1943年に、重要無形文化財保持者として6人の結城織物技術伝承者が選ばれた中の1人です。現在は国の文化財保護法の一部改正により、従来の認定者は解除されていますが、変わって1956年に国の重要無形文化財として本城結城紬が総合指定されています。
また、田中林次は絣くくり部門の技術保持者代表ですが、絣くくりとは、手紡ぎ糸の束に染色する際に模様の絣部分だけをあらかじめ糸でくくり、染料が染み込まないようにする技法です。真綿から手で紡いだ糸を地機で折り上げるまでの手仕事による一つ一つの工程が生み出す、温もり溢れる作品をお楽しみください。
結城紬
日本を代表する高級絹織物として、あまりに有名な結城紬。
結城紬の特徴のひとつに繭を広げて真綿にし、手紡ぎした真綿糸で織られていることがあげられます。ふわふわの真綿を、撚りをかけずにふっくらと紡いで糸にし、空気をたくさん含んだ糸を優しく手織りした伝統的な技法が守られており、
最古の機織り機といわれる地機(いざり機)で織られたものについては1956年に国の重要無形文化財に指定され、2010年にはユネスコ無形文化遺産として登録されました。
結城紬の代表的な柄の亀甲とは、1反の幅(約40センチ前後)の中に並ぶ亀甲柄がいくつあるかを示したもので、80亀甲、100亀甲、120亀甲などがあり、160亀甲ともなれば一層細い糸で作られ幻のお品となり出会える機会はめったにない希少性が高いお品となります。
軽くて暖かく、優しく身体に馴染んで着崩れしにくい結城紬。日常を特別にしてくれる最高に贅沢な「ふだん着」です。三代まで着られるほど丈夫と言われるほど経年とともに風合いを育てるのも醍醐味ではないでしょうか。
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