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商品番号:210

人間国宝 志村ふくみ作 紬訪問着 「冬青」

お譲りしました

商品詳細

仕立上がり品

身丈165、裄丈65、袖丈51㎝

1924

滋賀県近江八幡に生まれる。

1941

母より初めて機織りを習う。

1955

植物染料による染色を始める。

1982

群馬県立近代美術館にて「志村ふくみ展」開催。

1983

『一色一生』にて大仏次郎賞受賞。

1990

重要無形文化財保持者に認定される。

1993

『語りかける花』によりエッセイストクラブ賞受賞。

1994

滋賀県立近代美術館にて「志村ふくみ展」開催。

1996

何必館にて「志村ふくみ展 1996」開催。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

志村ふくみ

滋賀県生まれの染織家、随筆家。98歳のふくみさんは、民芸運動を提唱した柳宗悦の勧めで染織の道に進み、農村女性の普段着と言われた紬織を「芸術の域に高めた」と評価され、文化勲章も受章しました。故郷の琵琶湖や古典文学、現代美術などに想を得た格調高い織物作品を手がけ、随筆の名手としても知られています。日本の農家の女性たちによって普段着の着物として織られてきた紬を対象に美を探求し続け、紬織りや草木染めに無限の可能性を見い出しました。
31歳のとき母・小野豊さんの指導で植物染料と紬糸による織物を始めます。
志村ふくみさんの作る着物の特徴である「紬織り」とは、紡ぎ糸を使用した絹織物で、その織り方の特徴からざっくりとした素朴な風合いを感じることができます。 丈夫な素材感のため普段着としても愛用される機会が多く、着用を重ねていくうちに絹ならではのツヤを楽しむことができます。
彼女の作品を一目見れば、鮮やかな美しさに息を飲み、その色が草木から生み出されたものだとは信じられないかもしれません。化学染料にはない、植物から生まれる美しい色を大切にしている志村ふくみさん。
紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者、第30回京都賞(思想・芸術部門)受賞、文化勲章受章。京都市名誉市民。
著書に『一色一生』(大佛次郎賞)、『語りかける花』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『ちよう、はたり』など多数。作品集に『織と文』、『篝火』、『つむぎおり』など。
2013年に芸術学校アルスシムラを娘・洋子さん、孫・昌司さんとともに開校しました。
自然や伝統文化に敬意を払っていて、染めの工程を「草木が抱く色をいただく」と表現しているそうです。そんな彼女の自然そして色に対する探求は、いつまで経っても終わることがないでしょう。



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