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商品番号:2419

日本工芸会正会員  新里玲子作 宮古上布 着物

商品詳細

日本工芸会正会員

お仕立て上がり品

身丈肩169、裄68、袖丈53、前巾25、後巾30㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

新里玲子

宮古島で、伝統をふまえ個性を生かした上布作りに挑戦をしている日本工芸会正会員の作家、新里玲子さん。
ひと目見た宮古上布に魅かれ、キャビンアテンダントから転身。
試行錯誤を繰り返し「自分の感性を活かしたものづくり」を目標に、絣を手で括り、糸は草木で染め、織り上げるという工程をすべて自身の工房でされています。
新里玲子さんの作品は、いわゆるカーボン紙のような薄さというよりは、手積みの味わい豊かな糸使い、個性溢れるデザインとカラーリングが特徴です。
宮古上布は、島で育つ苧麻を原料とした手績みによる糸作り、藍や植物染料による染め、締機や手括りによる絣括り、手織り、砧打ちなどの工程を経て作られています。
自然布の魅力は糸にあり、艶やかな渋い光沢を放つ布、決して量産出来るものではありません。軽く柔らかな風合いが特徴の夏の最高級品の装いをお楽しみください。

宮古上布

沖縄県宮古島で作られ、日本三大上布の1つであり、日本古来の高級織物の一つとして600年の歴史を持つ宮古上布。
宮古上布を作る工程には、大きく分けて、「苧績み」「絣締め」「括染め」「織り」「砧打ち」の5つがあります。
苧麻の茎の表皮から取れる繊維を、1本1本手で裂く「苧績み」、そこで作られた極細の糸、苧麻糸を、「括染め」という技法を使って、何度も琉球藍を染め重ねます。「括染め」によって染め重ねた糸を経糸に1,120本余も使い、3カ月以上かけて細かい白い絣模様の中に亀甲や花柄の模様が浮かび上がる布を織り上げます。時間を掛けて織り上げられた反物は、光沢を出す為に糊付けされ、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」をします。どの工程も気を抜くことのできない仕事の連続ですが、惜しみ無く費やされた手間や時間の結晶は、圧倒的な美しさとともに、最高級の織物を生み出します。
宮古上布は、「括染め」によって生まれる、幾重にも重なった琉球藍の濃い紺色の中に白で浮かび上がる「十」の形や花柄などの美しく繊細な絣模様、そして「砧打ち」によって生まれるロウを塗ったような光沢、ツヤ感が最大の特徴です。
さらに、宮古上布は、繊細な柄に加えて、苧麻の細く薄い糸のおかげで、程よく軽い透け感があり、濃い色合いでも涼やかに見せてくれます。
1978年には、国の重要無形文化財に認定され、夏の至極の逸品とされています。
透き通った薄さの中に浮かぶ精緻な絣模様と、光沢のある滑らかな風合いを、ぜひこの機会にお確かめくださいませ。



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