商品番号:2724
城間栄喜作 本紅型染 振袖
商品詳細
仕立て上がり品
身丈肩160、裄65、袖丈106、前巾24、後巾29,5㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
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城間栄喜
城間栄喜氏は、沖縄県の紅型師。
近現代の紅型の名匠、沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者です。
明治41年(1908)紅型三宗家のひとつである那覇市久米村の城間家に14代目として生まれ、大正8年(1919)小学校を卒業するとすぐ紅型染めの家業を手伝うようになります。
その後、城間家だけでなく紅型は不景気や戦争で衰微の一途をたどります。
栄喜氏は、貧乏のどん底を這い回りながら、染料も手に入らないような状況で紅型の制作を続けてこられました。
栄喜氏は紅型染めの技術の保存と普及、継承して多くの技術者を育てたいと考え、
昭和22年(1947)に「城間紅型工房」を設立、昭和27年(1952)には「琉球紅型振興会」を設立されました。
沖縄の伝統染織、紅型は、海や波、沖縄の風景を描いた芸術品です。
紅型の鮮やかな色彩は、原料の色数が少ないにも関わらず、それらを混色させることや配色によって複雑多様な色彩美を生み出しています。
本土の帯や着物とは一線を画す独特の色彩が魅力です。
栄喜氏は、平成4年(1992)84歳で亡くなられました。
栄喜氏が守り育てた紅型を是非この機会にお手に取ってご覧ください。
紅型染め
紅型(びんがた)染めとは、15世期頃に、日本本土や中国、東南アジアとの貿易を通して沖縄独自の染物として生まれ成長し、現在に至るまで、大切に守られ、受け継がれてきた伝統工芸です。
型紙を使って顔料で柄を染める、型染めという技法で染められ、沖縄ならではの色鮮やかな色彩が特徴です。
「紅型」と総称されてますが、彩色の技法で分類すると、赤、黄、青、緑、紫を基調とした色彩が大胆で鮮やかな「紅型」と、藍の濃淡で染め上げる落ち着いた色調の「藍型 (イェーガタ) 」に分類されます。
小刀を使って渋紙を彫っていきます。突き彫りという独特の技法で彫られ、手作業でないと出せない温かみのある線を表現しています。
刷り込み刷毛を使い、顔料で色を染めていきますが、紅型の顔料は自然界の植物や鉱物を粉末状にした天然顔料です。
朱、洋紅、石黄、美藍、本藍、胡粉といった顔料を豆汁と混ぜ合わせて色を作ります。
濃い顔料を使い、柄にアクセントをつけていきます。
隈取りとは、歌舞伎役者さんがお化粧をすることでもありますが、それと同じ意味合いで、柄に立体感をつけ、華やかさを増す、紅型の大きな特徴のひとつです。
モチーフとして描かれるものは、動植物、自然の風物、建物などの工作物と様々です。
風物では桜や梅、柳、菖蒲、雪持笹、雀、蝶など、友禅や江戸小紋と同じような文様も多く、他には鶴や亀、松竹梅、鳳凰などの吉祥文もよく使われています。
紅型は人気があり、作家さんとしてたくさんの方が参入されていますが、多くは独自路線で商品力で勝負されており、伝統に縛られることのない斬新なデザインで人気作家が次々に誕生しています。

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