商品番号:2733
帯の岩田製 袋帯
商品詳細
仕立て上がり品
長さ約453、巾31㎝
大正10年創業の老舗帯問屋で、
「織・染・繍・絞・絣」の向上を目指す高島屋の上品會同人でもあります。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
西陣
「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。
帯の岩田
大正10年1月10日、初代・岩田藤治郎が京都市上京区にて岩田商店を創業。
創業当時より、独創性豊かなデザインと創作力で、西陣の帯地メーカーからは常に注目を集める存在です。
創業当時よりのオリジナル性と、妥協の無い商品作りを目指したことにより、やがて「帯の岩田」のブランドのもとに帯地を創作し、業界はもとより和装の愛好者の中で「岩田」の帯として絶大な信頼を得るようになりました。
「岩田」の帯の評判が高まるに連れ、その販売地域は全国の高級品を専門に扱う呉服店や百貨店に広がり、皇族をはじめとして日本の社交界に多くのご愛用者が生まれております。
その優れた織り技術を土台に、岩田の帯は、「きもの」との調和を考え、日本の歴史の中で生まれ、競い、洗練されてきた伝統的な文様の素晴らしさを大切にした色柄を中心軸として、時代のセンスを加味したお洒落な柄風を特徴としています。
平安京の時代から始まる京都の染織技術は、幾多の時代の困難を乗り越え産業としての織の技術は世界最高の水準です。
織り職人の心意気を大切にし、いつの時代にも風化しない美しさを奏でる…
それを追い求める姿勢こそが、「岩田」の帯への絶大な信頼へと繋がっています。
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