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商品番号:3137

国画会会員 立花長子作 型絵染 縮緬九寸名古屋帯地 「どくだみ」 未仕立て品

商品詳細

未仕立て品

長さ 500cm 巾 36.5cm

国画会会員

明るい天色の地に、可愛らしいどくだみの花とともに蜂やカミキリムシ、蝶々といった様々な昆虫たちを楽しく描き、散りばめた独創的で温かな生命力に溢れる立花長子さん作の九寸名古屋帯地です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

地色: 天色

※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。

立花長子

立花長子さんは、人間国宝芹沢銈介を中心とする「萌木会」や「このはな会」で活動し、その中でも特に有名で代表的な染色作家です。
立花長子さんは洋画家を目指して勉強された後、昭和12年より芹沢銈介さんに師事して型絵染を学び、昭和14年には国画会工芸部で入選されるという、並はずれた芸術的才能をお持ちの方です。

型絵染め

型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。

国画会

昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。



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