商品番号:3152
国画会会員 森田麻理 型絵染 紬九寸名古屋帯地 「フラワー」 未仕立て品
商品詳細
国画会会員
未仕立て品
長さ 510cm 巾 35.5cm
深い味わいの紅檜皮の紬地に、大きく花開き、ふわりと浮かぶ満開の花々を描いた、鮮やかで優しい色彩がそれぞれに豊かな個性を生み、可愛らしく温かな表情があふれる生命力を映し出す、国画会会員 森田麻理さん作の型絵染 紬九寸名古屋帯地 「フラワー」です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
森田麻理
型絵染めとは通常、図案、型彫り、染めなど分業で行われている作業を、1人の作家さんが全てこなすという特徴があり、だからこそそれぞれの作家さんの個性が表現されます。染色家、森田麻里さんの作風は花をモチーフにすることが多く、可愛らしく穏やかなのが特徴で、花や鳥の模様を独特のデザインと優しい色使いで、型絵染で表現されます。森田麻理さんの作品は、いつも柔らかな空気に満ち溢れています。”花"がふんだんに染め描かれ、明るい"光"に包まれ、見ていると、心地良くなり、明るい気持ちが湧き上がってくるような作品には、制作者の心象の中にある"花"のイメージが表現されているかのようです。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。
国画会
昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。

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