商品番号:3482
熊谷好博子作 訪問着
商品詳細
仕立上がり品
身丈約165、袖丈49、裄丈63、前巾24、後巾30㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
熊谷好博子
大正6年長野県飯田市生まれ、16歳で上京、17歳より染色職人の仕事に従事されますが、昭和16年日本画家の川端龍子さんに師事、その後、30代で友禅染めに専念されます。熊谷好博子(くまがいこうはくし)さんの作品は、石や木、葉などを用いた石摺染や杢目染などの特徴ある作品や、東京友禅らしい落ち着いた色彩のもの、また日本画をみるような手描きの作品など様々で、日本伝統工芸展を中心に作品を出品、数々の賞を受賞された、東京友禅を代表する作家です。
東京友禅
東京友禅は、徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名のお抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、各種技術・技法が伝承され発展したといわれています。
色調を抑えた中にも秘めた美しさと気品が漂う作風が特徴です。
友禅染は、柄の輪郭を「糸目糊」で描くことで染料の滲みやはみ出しを防ぎ、繊細な色彩表現を可能にしています。
東京友禅ではその多くが、江戸小袖に用いられていた真糊糸目友禅(本糸目友禅)の製法を守り続け、抑揚のついた味わいのある染上がりにこだわっています。職人達の分業による古典的で伝統的な技法であるこの真糊糸目友禅は、高度な技術と多彩な経験を必要とします。
東京友禅(江戸友禅)とは、三大友禅(加賀友禅、京友禅、東京友禅)のひとつで、非常に有名な染め織物のことです。
1980年には「東京手描友禅」の名称で、東京の伝統工芸品に指定されています。京都の絵師、「宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんざい)」が創始した友禅染めが、京の都から江戸へ伝わり広まったのが、東京友禅の始まりです。
公家文化の元に生まれた華麗な京友禅に対し、江戸時代の幕府から、食べるものから着るものまで細かく規制されていた時代に作られた東京友禅は、モダンで上品なコンセプトで作られています。
そんな東京友禅の着物は、日本国内だけでなく海外からも高い評価を得ています。
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