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商品番号:3779

宮古上布 藍型染着物地 未仕立て品

お譲りしました

商品詳細

未仕立て品

仮絵羽長さ182、5cm 生地巾 39、3㎝

※仕立て時の寸法ではありません。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

下地みゆき

下地みゆきさんは、宮古上布の伝統工芸士の下地達雄さんの工房で主に織りを学ばれました。
沖縄県宮古島で織られている宮古上布は、苧麻という麻の繊維で作った糸で織られる麻織物で、琉球藍で染めています。
特徴は細い糸で織られる精緻な絣模様とロウを引いたような光沢のある滑らかな風合いです。苧麻の繊維を1本1本手で裂いて作った細い糸で作られるため、通気性に富んでいて、親子三代と呼ばれるほど丈夫で長持ちします。
苧麻は古くから沖縄地方に自生する植物で、40日ほどで生育し、宮古島では年5回ほど収穫可能です。糸を積むところから始まり1つの反物が織り上がるまで、数年かかることも珍しくありません。
「括染め」(くくりぞめ)によって何度も琉球藍を染め重ねた糸を経糸に1,120本余も使い、3カ月以上かけて細かい白い絣模様の中に亀甲や花柄の模様が浮かび上がる布が織り上がります。最後の「砧打ち」によって、宮古上布独特の光沢と柔らかさが生まれます。
この様な、たいへん手間のかかる作業を下地みゆきさんは、苧麻糸作りから挑戦され、宮古上布の製作工程を一人で行えるようにと、ご自分の工房を立ち上げて制作されています。

宮古上布

沖縄県宮古島で作られ、日本三大上布の1つであり、日本古来の高級織物の一つとして600年の歴史を持つ宮古上布。
宮古上布を作る工程には、大きく分けて、「苧績み」「絣締め」「括染め」「織り」「砧打ち」の5つがあります。
苧麻の茎の表皮から取れる繊維を、1本1本手で裂く「苧績み」、そこで作られた極細の糸、苧麻糸を、「括染め」という技法を使って、何度も琉球藍を染め重ねます。「括染め」によって染め重ねた糸を経糸に1,120本余も使い、3カ月以上かけて細かい白い絣模様の中に亀甲や花柄の模様が浮かび上がる布を織り上げます。時間を掛けて織り上げられた反物は、光沢を出す為に糊付けされ、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」をします。どの工程も気を抜くことのできない仕事の連続ですが、惜しみ無く費やされた手間や時間の結晶は、圧倒的な美しさとともに、最高級の織物を生み出します。
宮古上布は、「括染め」によって生まれる、幾重にも重なった琉球藍の濃い紺色の中に白で浮かび上がる「十」の形や花柄などの美しく繊細な絣模様、そして「砧打ち」によって生まれるロウを塗ったような光沢、ツヤ感が最大の特徴です。
さらに、宮古上布は、繊細な柄に加えて、苧麻の細く薄い糸のおかげで、程よく軽い透け感があり、濃い色合いでも涼やかに見せてくれます。
1978年には、国の重要無形文化財に認定され、夏の至極の逸品とされています。
透き通った薄さの中に浮かぶ精緻な絣模様と、光沢のある滑らかな風合いを、ぜひこの機会にお確かめくださいませ。



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