伊兵衛織 入子菱 八寸名古屋帯

商品詳細

仕立て上がり品

長さ 395cm　巾 30cm

玉繭から生まれる極太の糸を手機で織り上げて作られた伊兵衛織。練色に近い色合いに、定番の綾織りで入子菱文を描き、シンプルながら上質な絹糸が持つ柔らかな光沢を宿した逸品です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

伊兵衛織

素朴でありながら粋で深みがあるという独特の雰囲気を持つ伊兵衛織は、静岡県浜松市旧家高林家でつくられていた紬で、現在は、生産されなくなってしまった、非常に希少性の高い織物です。
2匹の蚕によって作られた、通常の絹糸より4倍ほど太い「玉繭」を使って織り上げることで生まれる、複雑に絡み合う独特の「フシ」を特徴とする織物で、使うほどに味わいが深くなり、その変化を楽しむことができる紬として、人気です。
また、丈夫な一面だけでなく、伊兵衛織の触り心地は実にしなやか。シワになりくくく、肌触りもしっとりとしていてなめらかです。
手織りされた独特の風合いと、民芸的でありながらシックで優美な色合いをお楽しみくださいませ。