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商品番号:4128

西陣 織文意匠 鈴木製 袋帯地 「吉祥笹蔓文様」 未仕立て品

お譲りしました

商品詳細

未仕立て品

仕立て上がり時、長さ 454cm 巾 31cm

白百合色の地に、金糸と色彩豊かな糸を用いて、丁寧で密度の高い刺繍で笹と縁起の良い吉祥紋様を織り上げた鈴木織物製の唐綾錦袋帯「吉祥笹蔓文様」です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

地色: 白百合色 
黄みの白

※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。

西陣

「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。

織文意匠 鈴木

西陣織は京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。大量生産はされず、多品種少量生産が特徴です。
染色した糸を使った模様を織り出すのですが、完成までに数多くの工程があり、図案家、意匠紋紙業、撚糸業、糸染業、整経業、綜絖業、整理加工業など独立した業者が分業しており、品種も「綴(つづれ)」「本しぼ織り」など全部で12種類ございます。。「織文意匠鈴木」では15業種ほどの最高の職人集団と協力し、手作業で丁寧に創りあげておられます。
「鈴木」は明治40年、初代鈴木亥之助が大徳寺門前にて創業しました。
以来110年以上に渡り先人より伝わる伝統技術を重んじ、時代の変化にあわせ革新を繰り返しながら西陣織と真摯に向き合ってこられました。
古来より伝わる日本の染織文様を分類した、明治25年発刊の図録本「織文類纂(しょくもんるいさん)」(帝国博物館編)との出会いをきっかけに自らの創作理念を意思表示する舞台として『織文意匠』というブランドを誕生させました。
西陣織という織物文化に、意匠を凝らす。それは、先人たちの技と伝統を大切にして、現代の美意識で切り取ったものを次代に受け継ぐこと。時を経ても"新しい"感覚を持ち、使い続けるほど深みを増す西陣織を届けたいと願って、「織文意匠鈴木」は、日々邁進しておられる老舗です。



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