商品番号:4237
人間国宝 芹沢銈介作 型絵染 小紋 「小川紙漉村文」
商品詳細
重要無形文化財保持者(人間国宝)
仕立て上がり品
身丈肩 164cm 裄 65cm 袖丈 49cm 前巾 24cm 後巾 28cm
練色の地に、流れる流水や、木々、群れで羽ばたく鳥、聳え立つ鳥居など細かな柄を優しく鮮やかな色使いで描き、1つの景色に収めた人間国宝 芹沢圭介氏作の茶屋辻の型絵染 小紋 「小川紙漉村文」です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
練色 橙みの白
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
芹沢銈介
芹沢銈介さんは、日本の染色工芸家。静岡県静岡市生まれで、静岡市名誉市民。文化功労者。重要無形文化財「型絵染」の保持者。(人間国宝) 民藝運動の共鳴者でもあり、提唱した柳宗悦さんとともに日本各地を訪ねて民芸品や民具を調査をされました。20世紀日本の代表的な工芸家として内外から高く評価されています。
芹沢銈介さんは、明治28(1895)年静岡市葵区本通に生まれました。
東京高等工業学校(現・東京工業大学)工業図案科卒業後、生涯の師である柳宗悦さんと、沖縄の染物・紅型(びんがた)に出会ったことを契機に、型染めを中心とした染色の道を歩み始めます。芹沢さんには色彩と模様に対する天与の才能があり、従来の染色の枠組みにとらわれない、新鮮で創意あふれる作品を次々と制作しました。芹沢さんは非常に多作で、また染色にとどまらない幅広い仕事をしましたが、生涯を通じて明快かつ温和な作風を貫いており、多くの人々に愛好されました。
その評価は国内にとどまらず、昭和51(1976)年にはフランス政府から招聘をうけてパリで大規模な個展を行い大成功をおさめました。同年に文化功労者となり、昭和59(1984)年4月、88歳で惜しまれつつ永眠されました。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。
国画会
昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。

人間国宝 玉那覇有公作 本紅型染 藍型科布(しなふ)八寸名古屋帯地 未仕立て品
人間国宝 山田貢作 縮緬九寸名古屋帯
人間国宝 玉那覇有公作 本紅型染 藍型 芭蕉布 九寸名古屋帯
人間国宝 佐々木苑子作 単衣 紬付下げ
人間国宝 羽田登喜男作 塩瀬九寸名古屋帯
人間国宝 志村ふくみ作 紬着物 「落栗」
人間国宝 宮平初子作 首里花織 九寸名古屋帯
人間国宝 福田喜重作 刺繍 羽織
