商品番号:4492
日本工芸会正会員 鈴木苧紡庵作 越後上布 着物
商品詳細
日本工芸会正会員
仕立て上がり品
身丈肩 166cm 裄 68cm 袖丈 49cm 前巾 25cm 後巾 30cm
茶鼠の越後上布の地に、枠取られた四角の中に、可愛らしい花模様の絣柄を織り出し、市松調に並べた、個性あふれる色彩感とデザインのお洒落さと苧麻の光沢が品の良さを生む、ひんやりと優しい質感の日本工芸会正会員 鈴木苧紡庵さん作の越後上布 着物です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
茶鼠 橙みの灰
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
鈴木苧紡庵
日本工芸会正会員 鈴木苧紡庵氏
現在はもう織られていない故・鈴木苧紡庵氏の越後上布のご紹介です。鈴木苧紡庵氏は大正4年生まれの作家です。重要無形文化財に認定された越後上布の第一人者です。鈴木氏は越後上布の伝統的な手法を把持したうえで絣の紬にも取り組み自身の名を冠した「苧紡庵紬」を残し業界でも人気作家となられました。昭和63年逝去されました。
鈴木氏は上布にしても草木染紬にしても、独特の大胆な色彩感覚とオリジナリティのあるデザインで品質の良い作品を多く作られ、いまだに根強いファンが多くいらっしゃいます。
極細の苧麻で作られたやさしい質感がとても魅力的に感じられます。
越後上布
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される、苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物。福島県昭和村で生産される苧麻(ちょま)と呼ばれる麻の繊維を爪と指先で細かく切り裂いて、撚り合わせて紡いで糸にします。
1200年前から存在する日本最古の織物とされ、国の重要無形文化財であり、ユネスコ世界無形文化遺産にも指定されており、
(1)すべて手うみした苧麻糸であること。
(2)絣模様は手括りであること。
(3)地機で織ること。
(4)しぼ取りは湯もみによること。
(5)地白のものは雪晒しすること。
以上の条件を満たしたものが「越後上布」と呼ばれています。
透けるような薄さと軽さ、極上の夏織物。
盛夏の最高のお洒落着として、
季節の染め帯や古代布など様々な帯合わせをお試しくださいませ。
日本工芸会
日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。
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