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商品番号:4497

浦野理一作 縮緬九寸名古屋帯

商品詳細

仕立て上がり品

長さ 370.2cm 巾 30.3cm

麦藁色の縮緬地に、深い墨色の濃淡を靄のように描き、金箔をふんだんに用いて、山々が連なるような景色を表現した、煌びやかで力強い浦野理一さん作 九寸名古屋帯です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

地色: 麦藁色 
明るく渋い橙

※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。

浦野理一

浦野理一さんといえば、思い浮かぶのが、小津安二郎映画の衣装と経節紬という方が多いのではないでしょうか。昭和を代表する染織家であり、映画監督“小津安二郎”の作品では衣裳の担当もしていたそうです。彼の織物は太めの節が特徴的で、素朴ながらも存在感があります。
生地は張りと厚みがあり、ふんわりとした雰囲気に着られそうです。
1901年4月22日、長野県に生まれ、小学生の頃からきものに興味を持ちはじめ、東京・神田の錦城商業学校を卒業。1918年(大正7年)、日本橋白木屋(元東急百貨店日本橋店)に入社、呉服部に勤めました。1942年(昭和17年)には故郷の長野で蚕糸関係の家業につき、収集品を通じてきものや染織の歴史と技術への知識を深め、自分でも柄を考案し、染めたり織ったりしたいと考えるようになり、浮世絵で描かれるきものの柄の美しさに魅了され、喜多川歌麿、葛飾北斎らの浮世絵の収集にも手を広げました。浦野のきものは「文人好み」と言われ、大佛次郎、里見弴、前田青邨、小倉遊亀といった鎌倉文化人やその妻たちに支持されたと言われます。
浦野理一さんの代名詞、経節紬を身にまとい優雅に過ごして見るのもいいものですね。



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