商品番号:4506
国画会会員 竹田園子作 型絵染 紬地九寸名古屋帯地 「贈りもの」 未仕立て品 太田和扱い
商品詳細
国画会会員
未仕立て品
長さ 549cm 巾 35.2cm
淡藤色の紬地に、風に煽られてパラパラとめくられる絵本のページから、ひらりと舞う紙とともに、可愛らしいリス、蝶やてんとう虫が舞い、明るく鮮やかな花々と戯れる美しい女性が映し出されたメルヘンな世界が飛び出してきた豊かで温かな生命の愛に溢れた心弾む作品です。上品な女性美とともに幻想的な世界があふれ出す国画会会員 竹田園子さん作 型絵染 紬九寸名古屋帯地 「贈りもの」です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
淡藤色 淡い紫
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
竹田園子
北海道・札幌にて制作活動をなさる竹田園子さん。
1982年弘前大学を卒業後、北海道教育大学岩見沢校准教授として美術教育に力を注がれる一方、北海道美術協会会員としても美術の啓蒙活動にも携わっておられます。
2011年からは国画会会員として美術の啓蒙活動に携わっておられ、数々の心弾む型絵染めの作品を制作しておられます。
竹田園子さんの作品は、幻想的かつ空想的で、まるで童話の世界が広がるようです。
ブルーやラベンダーを基調とした作品が多く、美しさに加えて、甘い独特の芳香を備える北海道を代表する花「リラ」など、札幌市郊外を囲う様々な動物や自然の花々を描かれています。
制作者である竹田園子さんの感性と幻想的な世界観、可愛らしい色彩が見事に調和した女性らしい上品な甘さが香る作風をお楽しみください。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。
国画会
昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。

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