商品番号:4611
藤山千春作 模紗織 袋帯
商品詳細
仕立て上がり品
長さ 443.5cm 巾 31cm
渋みのある色使いで、経糸と緯糸が複雑に交錯する模紗織の横段が平織りを挟んで織り出され、繊細な色の濃淡によってうっすらと格子柄を表現した、僅かに透け感のあるざっくりとした織り味が野趣豊かな味わいを深め、草木染めによる自然の温かみに満ちた表情が上質な着姿を演出してくれる藤山千春さん作 模紗織 袋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
海松茶 深く渋い橙
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
藤山千春
江戸時代に生まれた「吉野間道」を、現代の街並みに似合うセンスで織り続けている藤山千春さん。「吉野間道」とは、寛永の三大名妓、吉野太夫に京の豪商、灰屋紹益が贈ったと言われる、名物裂の一種、南蛮渡来の縞織物。平織の上に地厚な吉野格子を浮き縞として織り出したもので、かの名茶人、松平不昧も好んだ織物です。柳悦孝氏(柳宗悦氏の甥)らが復元し、藤山千春さんは悦孝氏の一番弟子として師事し、吉野間道を作り続けています。 指で触れると独特の存在感のあるやわらかな浮織の畝。光をおびるとそっと畝が浮かんだり、おさまったり。表情の豊かさはこの上なく、工芸的な美しさをご堪能いただけます。

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