商品番号:4735
山本由季作 科布地 九寸名古屋帯
商品詳細
仕立て上がり品
長さ 384.2cm 巾 31cm
天青の科布地に、元気よく飛び跳ね、野を駆けるうさぎを描き、ふんわりと咲く小花とともに可愛らしい丸紋を配した、まるで絵本の世界から抜け出してきたかのような、朗らかで楽しい世界観が溢れ出す、山本由季さん作 科布地 九寸名古屋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
天青 明るい青
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濃藍 暗い青
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青白橡 暗い黄
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赤銅色 暗い赤
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
山本由季
染色作家・山本由季さんの作品の特徴は、自然に囲まれた宮城県の工房で制作され、花や虫・動物たちをモチーフとしたファンタスティックな着物や帯に可愛らしくも力強い独特の個性で多くの方を魅了しています。
1945年、故 山本丘人画伯(創画会・日本画)の長女として東京に生まれる。東京女子美術大学工芸科卒業後、仙台に山本由季染色教室を開設。その後、宮城県柴田郡川崎町の自然美豊かな山中に工房「ギャラリー由季野」を開設し、創作活動を続ける。国画会染色部門入選、新人染色展入選、京都新匠会入選など。
型絵染め
型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。
科布
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の樹皮からつくられる「科布(しなふ)」は、葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布のひとつ。今では新潟県や山形県の一部地域のみで生産されています。樹皮から採れる靭皮(じんぴ)繊維をはいで、灰汁で煮て薄く裂き、出来上がった糸で丹念に織り上げます。通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに味わいが増す織物です。素朴で野趣味のあるざっくりとした生地感を活かして八寸名古屋帯や角帯、草履やバッグなどが作られ、盛夏の装いに最適です。2005年に「羽越しな布」が伝統工芸品に指定。
ざつくりとした手触りと落ち着きのある風合いが特徴です。
シナノキの樹皮の繊維から作られる古代織。
野趣味のある生地感は夏のお洒落に最適です。

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