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商品番号:600

千總謹製 訪問着

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商品詳細

仕立上がり品

身丈肩167、裄68,5、袖丈49㎝

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

千總

創業460余年を誇る京友禅の名門、千總。
時代ごとの美を映しとり、技の粋を集めて多様な染織品を生み出されてきました。
千總は、1555年に法衣装束商として京都烏丸三条に創業し、宮大工であった遠祖が春日大社に威儀物の「千切台」を納めていた故事に因み、「千切台」を商標とし、「橘」を家紋となし、屋号を「千切屋」と称し、始まりました。
江戸時代には、御装束師として東本願寺をはじめ門跡家や宮家へ装束を調進し、この頃の三条室町衣棚周辺では、千切屋一門の暖簾を掲げる分家が百余軒に及びました。
明治時代に入り、友禅染の下絵を日本画家に依頼し従来のデザインを一新させる他、天鵞絨の輪奈を切り部分的に起毛させて質感に差を生み出すことで、より立体的に、奥行きのある表現が可能とする友禅染めを施す天鵞絨友禅、海外からもたらされた化学染料と糊を混ぜた色糊と型紙によって模様を染めることで多色で鮮やかな表現を可能とする写し友禅、刺繍などの技術開発にも積極的に取り組むなど、様々な革新的な試みを通じて友禅染の新時代を築きました。千總の友禅は、技術の粋を集めた大作を次々に発表して、デザインを刷新して生みだした美術染織品によって、その多彩さと日本画家の下絵による斬新な模様で人気を博し、宮内省の御用達ブランドになり、国内外の博覧会で数々の賞を獲得し、美術染織品と呼ばれる分野のパイオニアとなりました。
現在では、創業より美の追求を続けてきた地、京都・烏丸三条に初のフラッグシップストア「千總 本店」をオープンされており、友禅染の分野においてその卓越した技術力と数々の実績から京友禅を代表する染元としてその地位を確立しておられます。
長年の歴史は、時間の漠然たる連続ではなく、日々の地道な積み重ねと革新の連続であることを教えてくれます。
また、友禅の微妙な色合いを引き立てる織模様や風合い、着心地などきものの魅力を最大限に活かす生地をつくるため、千總では丹後にある専属の機屋でオリジナルの白生地を織っており、蚕を育て、繭から糸を紡ぎ、生地を織るまで全て日本で行ない、友禅を施しきものになるまで一気通貫の体制をとることで、美しさや品質を保っています。
さらに、千總には友禅の図案の製作を行う図案室があり、専属の図案家が在籍しており、図案家が代々受け継いできたデザイン力、歴史の中で蓄積してきた約2万点におよぶ所蔵品や、その考察力が、創造に正統性をもたらし、千總のものづくりの独自性を象徴する存在となり、芸術的なデザインを美しい京友禅の着物として作り上げる職人も、千總の特徴の1つとなっています。
千總は、オリジナルブランドである「CHISO」を展開しており、儀礼や文化を重んじたフォーマルな着物をはじめとして、時代に合った感性を取り入れた、新たな美しさを提案し、人生の節目を祝う際に着用する格式高い正装や晴着をはじめ、特別なひとときを華やかに彩ることをコンセプトにした着物を数多く生み出されています。千總では「美・ひとすじ」という企業理念のもと、伝統美に情熱と新たな感性を吹き込むことで人々を魅了する美しさを創りつづけておられます。
昭和三十三年には、皇太子殿下ご成婚に際して美智子妃殿下に献上申し上げた作品のうち、源氏物語に着想を得て御所解文様を描いた友禅着尺「初音御所解」のデザインは、現在も多くの人に愛されるロングセラーとなりました。
手描き友禅は、長い時間と丹精をこめて、職人だけが持つ技と心が創り上げた日本の美の結晶。
時代の変遷とともに発展を遂げ、友禅染の伝統を守り抜きながら革新を追求し続けてきた、古典を知り抜いた指折りの老舗ならではの魅力。
この機会に、千總の着物を手にとり、人生の節目を華やかに演出してみてはいかがでしょうか。



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