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商品番号:710

本郷孝文作 紬訪問着 「藍のしめ」

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商品詳細

未仕立て品

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

本郷孝文

1944年長野県松本市に生まれた本郷孝文氏は、民藝運動に関わっていた父親の影響で「織を芸術」とみて育ち、高校卒業後、大学進学とともに「映画映像の世界」に身を投じ、様々なものを映像と言う形で捉えながら多感な10代から20代の初めまでを過ごし、感性が研ぎ澄まされた25歳の時に実家に戻り、父親の手伝いから織の世界に入られました。
父親は白生地から脱して先染めの縞や格子を織り始め、また有明地方の天蚕を着物地に織り込んだ最初の人という大の織物好きであり、その父親からは織を教えてもらうだけではなく、「織物」への考え方の影響も受けました。また、父親の知人であり、日本の芸術運動の推進者「民藝」の創始者、柳宗悦氏の甥で染織界の大家であった柳悦博氏を師と仰ぎ、様々な織組織の見本を見ることで、美への感じ方、見方、デザイン、など口では表現できない“間”を作り出す感性を磨きました。
柳悦博氏と父、この二人の影響と自分自身の映画映像で培った力から織を多角的に見つめ、分析し、文献から織を学び取られました。 この時の蓄積が「常時20種類ほどは織ることが出来る」と言う本郷氏の力を導き、単なる工芸品にとどまらない域まで到達させ、今工房では「吉野織」「ロートン織」「綾織」「花織」「しず機織」「浮織」「摸紗織」「織十字絣」「花刺し子織」「菱織」などなど……ジャガードを使わない手織で数え切れない織物が作られています。
また、柳悦博氏の教えから、着物を実用と考え、薫陶を受けた本郷氏は、ひたすら
着る人の身体に寄り添うしなやかな風合いを追究し、力をかけすぎぬようにゆっくりと手で引いた糸を用い、撚り掛けの回数や打ち込みの工夫によって、程良い張りと厚みを備えながらも驚く程軽い、袖を通したそのときから着た人の身体に馴染むように最高の糸使いで織り上げた素晴らしい着心地の織物を製作なさっています。労をいとわず創り上げた極上の糸のちからが、複雑な織技によって遺憾なく発揮されたお品、糸そのものの輝きが生み出す気品豊かな世界を、ぜひお手元でご覧くださいませ。



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