「第58回 日本伝統工芸染織展」へ行ってまいりました。
日本人の生活に深く根ざした伝統工芸。一瞬もとどまることなく継承されてきた「染織」の本質、その類い稀なる技術を拝見させていただきました。
生駒暉夫さんが友禅訪問着「向夏」で文部科学大臣賞を、遠藤聡子さんが小倉織絣入帯「箒星」で東京都教育委員会賞を、楠光代さんが花織帯「雪あかり」で日本経済新聞社賞を、大橋さやかさんが友禅帯「ベタの華」でMOA美術館賞を、北岡悦子さんが紬織着物「朱に浸る」で奨励賞・大丸松坂屋賞を、足立真実さんが紬織着物「汀の藤」で奨励賞・山陽新聞社賞を、斎藤孝子さんが型絵染着物「春彩」で奨励賞・三越伊勢丹賞を、近藤里美さんが風通織帯「花時計」で奨励賞・天満屋賞を受賞されていました。
一層錬磨された芸術的・歴史的価値の高い染織工芸技術、洗練された現代的なデザイン。自然の動き、光を表現する鮮明な色調。作品を通して、今を生きる作家、職人の方々の技や思いに触れ、心が動かされました。
弊社も、このような特別な作品との出会いに感謝し、魅力溢れる作品をご紹介させていただけるよう、今後も励んでまいります。