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10月9日~14日にかけて京都高島屋にて開かれた「第71回 日本伝統工芸展」へ行ってまいりました。

連休中で多くの方が足を運んでおり、着物を着用された方も多く見られました!

工芸展は着物の染色部門のほかに、陶芸部門や人形部門など幅広く、職人たちの洗練された技術が詰まった、日本の伝統的な技術・美を極めた作品がずらりと並んでいました。

壁一面に飾られた着物や帯は、遠目からでも目を奪われてしまうほど美しく、その魅力に吸い込まれてしまいました。

今回、染色部門では、色彩の濃淡や白場の空間で奥行きを演出し、差し込む光、気温、においまでもを感じさせる五感に訴えかけるような遠藤あけみさんの型絵染着物「あすなろの森」が東京都知事賞、

繊細な糸目の美しい交差で壮大な情景を表現した尾崎久乃さんの友禅着物「汽水域」が日本工芸会奨励賞を受賞されていました。

独創的な感性、磨かれた技術の中に、現代の風が吹き込んだ作品たち。

蒔糊の濃淡や色使いにより引き込まれるような奥行きが見える、森口邦彦さんの友禅着物、

複雑な模様から、一度もミスが許されない緊張感と情熱を感じ、大迫力で一度見たら忘れられない鈴田慈人さんの木版摺更紗着物、

線の間隔や細さを使いこなして立体感を演出し、唯一無二の技術が発揮された二塚長生さんの友禅訪問着。

他にもここでは書ききれないほど、有名作家さんの感性豊かで、緻密な研究を重ねて完成した作品が展示されていました。

世界感広がる色使いの作品、躍動感あふれる作品など、幅広い感性・類まれなる高度な技術に触れることができました。

弊社でも、日本の伝統を受け継ぎ、精緻な技術が表現された作品との出会いを大切にしていきたいと思います。

特選着物コレクション スタッフ 著

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