日本古来の高級織物の一つとして600年の歴史を持ち、日本三大上布の1つでもある宮古上布。
島に育つ苧麻を原料に、「苧績み」「絣締め」「括染め」「織り」「砧打ち」の5つの工程から作られます。
苧麻の茎の表皮から取れる繊維を、1本1本手で裂く「苧績み」、極細の糸、苧麻糸を、何度も琉球藍で染め重ねる「括染め」。
「括染め」によって染め重ねた糸を経糸に1,120本余も使い、3カ月以上かけて織り上げられた反物を、光沢を出す為に糊付けし、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」。
これらの工程を経て生まれる、独特の艶と、軽く柔らかな風合い。
惜しみ無く費やされた手間や時間の結晶は、圧倒的な美しさとともに、最高級の織物を生み出します。
沖縄県・宮古島「想思樹」にて、宮古上布の制作をされる砂川美恵子さん。
ご自身で栽培されたインド藍の染料を用いて、現代的な上布を制作されています。
インド藍の葉を水に漬け、発酵させて作った沈殿藍を作る。
沈殿藍に木灰(あく)、泡盛、黒砂糖を入れ、10日ほどかけて発酵させたもので、宮古上布の手績みの苧麻糸を染める。
糸づくり、染め共に手間暇を惜しまぬ仕事からは、繊細美と味わいある色彩による清冽な印象の作品が生み出されます。
苧麻糸の際立つ細さ、しなやかな弾み。繊細な表情が、より清涼感を引き立ててくれます。
苧麻の素材味を感じる柔らかな桑色白茶の地に、砂川美恵子さん自ら栽培された印度藍の染料を用いた極細の縞模様を織り出し、端正な景色を広げた、滑らかで風通しが良く、繊細な緯縞がスマートな麗しさを演出する砂川美恵子さん作 宮古上布 着尺。
透き通った薄さの中に並ぶ藍の縞と、光沢のある滑らかな風合いをまとう布は、夏の至極の逸品となります。
長さ 1296cm 巾 39.7cm
ホームぺージ未掲載ですので、お問い合わせ時は 「11月17日ブログの砂川美恵子さん作 宮古上布 着尺」とお伝えください。
とても人気があり、希少性の高いお品です。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。
これまでのメール、フリーダイヤルでの問い合わせに加え、
LINEからもお値段・状態をお問い合わせいただけるようになりましたので、
ご登録よろしくお願いいたします。