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この度、江戸小紋の第一人者、日本工芸会正会員 藍田正雄さんの江戸小紋 着尺 未仕立て品 4点を入荷いたしました!

幼い頃から 父春吉氏の仕事を見るのが好きで、家に帰ると直ぐ板場に入り、見学していた藍田正雄さん。

見よう見まねで型を動かしたことを機に、江戸小紋師の道に入られることになります。

八歳の頃に父春吉(三代目)の許で指導を受け、中学卒業後は、父の友人であった東京大井町の工房に修行に出ました。その後も、平井、熊谷、本庄、児玉町と埼玉や東京の工房で、数えきれないほどの親方の下で修業し、渡り職人として腕を磨かれました。

江戸時代に使われていた「うずらぎ」や「板引き杢」と言われる技法の開発や、「深山染め」と言われる技法の復元など、高度な技術を必要とする染織技法を習得され、昭和四十一年に高崎に帰り、父と一緒に仕事を行うようになり、昭和五十二年、工房を現在の群馬に移られました。

板に白生地を張って型紙を置き、糊炊きした目糊を置き、少しずつ型紙を移動させて柄をつなげていく。天日干しをして、染めの色糊を載せ、しごき、蒸し上げて色を定着させる。水の中でふり洗いし、湯に通し、丁寧に洗い流す。

繊細な手作業、精緻な糊置きが、遠目には無地のようにも見える江戸小紋の細かい文様を生み出します。

江戸小紋師 藍田正雄さんの手による、細微な美の世界。

熟練の技術で染め上げられた逸品には、確かな品格が宿ります。

極細の万筋を更に2つに割った究極の縞、「毛万筋」。葡萄鼠で、3cmの間に24本の縞が彫られた極型をきりりと染め上げた、高度な技術による細密を極めた縞が品格を生む日本工芸会正会員 藍田正雄さんの江戸小紋 着尺。(毛万筋・葡萄鼠)

蘇芳色で、極細の万筋を更に2つに割った究極の縞、「毛万筋」を染め上げた、極め細かく端正な景色が広がる、精緻を極めた江戸小紋 着尺。(毛万筋・蘇芳色)

暁鼠の細く端正な「薩摩縞」の一筋一筋に温かみと品格を感じる、精緻を極めた景色が生む凛とした表情が気品豊かな着姿を演出する江戸小紋 着尺。(薩摩縞・暁鼠)

錆臙脂の極め細くきりりと染め上げた端正な薩摩縞の一筋一筋に上質な品格を感じる、高度な技術による精緻を極めた景色が生む凛とした表情が気品豊かな美しい着姿を演出する藍田正雄さん作 江戸小紋 着尺。(薩摩縞・錆臙脂)

精緻な技術、究極の技術が冴える、気品に満ちた作品。

緻密な技術の結晶から生まれた作品は、幾度目にしても、色褪せることはありません。

熟練の技術が創るから僅かな乱れもなく浮かぶ端正を極めた景色をご堪能くださいませ。

江戸小紋師・藍田正雄氏は、2017年に亡くなられました。

ホームぺージ未掲載ですので、お問い合わせ時は 「4月6日ブログの藍田愛郎さんの着尺(毛万筋/薩摩縞)、お色」をお伝えください。

とても人気のある貴重なお品です。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。

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