この度、手描き友禅において、京友禅と加賀友禅を取り入れた独自のデザインが人気を誇る人間国宝 羽田登喜男さん作 絽 訪問着を入荷いたしました!
羽田登喜男さんは、1911年に石川県金沢市で造園師の三男として誕生し、14歳のときには地元金沢市で南野耕月さんから加賀友禅を、20歳のときには京都府で曲子光峰さんから京友禅を学び、1937年に独立し、京都市上京区に自身の工房を作りました。
加賀友禅と京友禅どちらも学んだ羽田登喜男さんだからこそできる、加賀友禅の優しい配色と京友禅の華麗さを融合させた作品は、「羽田友禅」と呼ばれるようになりました。
羽田友禅は、糸目糊や堰出し糊などの伝統的な技法を駆使した作風であり、デザインから仕上げまでの約20~30工程を一人で行うため、作品への熱意から細部までこだわり抜かれた表現がされています。
大胆さと繊細さの共存。
優しい色の移ろい。
多彩でありながら上品な配色が絽の地風を引き立て、涼やかさを誘います。
加賀友禅と京友禅の粋を極め、その唯一無二の技術から生み出される奥深い色使いと、計算された振り金砂子の配置など息をのむほどの繊細さは、見る人の心に深く響きます。
自然や生命への深い愛情。
美しい草花が映し出す、華やかで麗しい情景。
高度な技術で描かれる花びらの僅かな揺れや葉脈の繊細な筋、虫食いの跡は、自然界の息遣いまでも感じさせます。
涼やかな窃黄、蒲萄色、浅縹の絽の地に、小さな虫喰いまでも描き込まれた写実的な花葉とともに艶やかな菊を多彩な色彩と美しい濃淡で描いた、淡く優しい色彩が爽やかな地風を引き立て、瑞々しい花々が華やかで可愛らしい着姿を彩る、羽田登喜男さん作の絽 訪問着。
重なり溶け合う柔らかな色彩。
見る距離によって表情が変わる多層的な美しさ。
卓越した技術と独自の美意識が作り出す世界に、引き込まれてみませんか。
身丈肩 161cm 裄 66cm 袖丈 56cm 前巾 23cm 後巾 30cm
お問い合わせ時は 『6月15日ブログの羽田登喜男さんの絽 訪問着』とお伝えください。
とても人気があるお品となっております。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。
これまでのメール、フリーダイヤルでの問い合わせに加え、
LINEからもお値段・状態をお問い合わせいただけるようになりましたので、
ご登録よろしくお願いいたします。