この度、重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)森口邦彦さん作 振袖 「雲渓」 を入荷いたしました!
1941年に京都市に生まれた森口邦彦さんは、1963年に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、パリ国立高等装飾美術学校に留学しグラフィックデザインを学ばれました。
帰国後は、父・森口華弘さんの下で糸目糊や堰出し技法をはじめ、森口華弘さんが完成させた表現技法「蒔糊」の友禅技法を学び、1967年に日本伝統工芸展に初入選され、以降、各展の受賞を重ねられ、2007年には父である森口華弘さんと同じ重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)に認定されました。
森口邦彦さんは、パリで学んだグラフィック・デザインの思考と幾何学文様を大胆に組み合わせることで、モダンで洗練された作品を制作しておられます。
伝統工芸「友禅」に吹き込まれた、革新的な息吹。
しなやかに変革をとげながら常に新生する姿に、友禅の真の在り方がある、と森口邦彦さんは仰っています。
緻密な意匠と機能的な構成による独創性に満ちた作品。
緩やかに波立つような構成、選び抜かれた色彩は人々の目を魅了し、揺れ動くような大胆な文様は着物に生命を吹き込んだかのような力強さと流動性を感じさせます。
明快な幾何学文様を駆使した斬新な表現。高度に完成された蒔糊や圧倒的な画力。
最高峰の工芸美と上質な気品が、着物を通して、現代の私たちに寄り添ってくれるような感覚を覚えます。
斜め格子の文様が浮かぶ乳白色の地に、勢いのある斬新で大胆な構成で、鋭く屈曲した直線状の幾何文を描いた、繊細な色彩感による僅かなグラデーションが奥行きを生む、高度な技術と立体感までも感じさせるモダンなデザインが格別な個性と美しい気品を漂わせる人間国宝 森口邦彦さん作 振袖 「雲渓」。
伝統と最前線のモダンの共存。自然と幾何学模様を融合させた、動きと調和する着物の美。
ぜひ、その身に纏って、ご堪能くださいませ。
身丈肩 168cm 裄 68cm 袖丈 114cm 前巾 25cm 後巾 30cm
一ツ縫い紋(加賀紋)
お問い合わせ時は 『8月24日ブログの森口邦彦さんの振袖 「雲渓」』とお伝えください。
とても人気があり、希少性の高いお品となっております。ぜひ、お早めにお問い合わせくださいませ。
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