商品番号:162
砂川健一作 江戸小紋 着尺 未仕立て品
商品詳細
未仕立て品
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
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砂川健一
伝統工芸士・砂川健一さんは松綱染工所の四代目として活躍されました。松綱染工所は明治42年創業で、江戸小紋を百年以上にわたり染め続けてこられた、極型の小紋を染めることができる数少ない工房です。極型とは「極鮫」「極通」など、小紋柄の中でも、特に精緻な柄のことをいい、細かい柄ほど、職人の技量が表れるため、松綱染工所さんは常に高い技術を保ち続けてこられたと言えます。現在は、創業以来の伝統を五代目の砂川裕孝さんが受け継がれています。
江戸小紋
小紋と言われる小さな柄で型染めをした着物のことを江戸小紋と言います。
江戸時代に、武士の礼装である裃から発展したと言われており、当時は参勤交代で江戸にやってくる藩士たちを区別するため、藩ごとに決まった柄が定められていました。当時は大柄のものも存在しましたが、江戸幕府が小柄の小紋を武士の公服としたことから、各藩は競い合うかのように、より小さい柄を求め、そのことが結果的に職人の製作技術を高め、緻密で魅力ある着物になったと言われています。細かい柄になればなるほど型紙を作ることや染めることが難しくなるため、この模様は当時も格式の高いものとされていました。
また、江戸小紋は基本的に単色で作られているのが特徴ですが、その背景には江戸時代に出された「贅沢禁止令」があります。これは華やかな色や柄の着物を禁止するもので、それがかえって落ち着いた色味の中からバリエーションを楽しむ美的感覚や、細かな柄に対するこだわりが生み出されるきっかけになりました。
小紋の中でも広く認知され人気も高い江戸小紋は、細かい模様を単色で型染めした比較的落ち着きのあるデザインが特徴のお着物です。控えめながらも凝ったデザインのため、茶席や観劇、結婚式など、カジュアルからフォーマルまで幅広く着用することができますので、愛好者も多いのが特徴です。
江戸小紋は、柄ゆき次第で街着から改まったお席まで、様々な場面でお楽しみ頂ける重宝な着物です。

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