商品番号:2193
国画会会員 池田リサ作 九寸名古屋帯
商品詳細
国画会会員
お仕立て上がり品
長さ約371、巾31、5㎝
優しい真珠色の地に、「板締め絣」の技法を複雑に用いて、若緑、狐色、洎夫藍色の柔らかな線が交差する、モダンな中にも優しく朗らかな表情を魅せ、程よい光沢感と張りが上質な織を感じさせる、しなやかな手触りが心地よい国画会会員 池田リサさん作の板締め絣 九寸名古屋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
池田リサ
国画会会員の池田リサさんは、柳悦博氏に師事され、独自に考案された「板締め絣」技法により空間性あふれる作品を創作されています。シックな色使いでありながら洗練されたモダンなセンスで華やかさのある工芸的な作品を世に出され、高い人気を誇ります。
柳崇さんや本郷孝文さんらと同じく、戦後の工芸的染織を支え育てたことで知られる柳悦博さんに師事なさった池田リサさんは、糸に拘り、自ら精錬や撚糸までも手掛けるような難しい仕事をきっちりと引き継いでおられます。
池田リサさんの作品の特徴は、その絣模様の美しさにあります。
一旦布の形に仮織りしたものを板締めで絞り、解いた経糸を絣糸として用いる池田リサさん独自の複雑な「板締め絣」の技法。
糸作りからこだわり、ご自身で精錬された張りと光沢があり、それでいてしなやかで心地よい手触りの「練絹」とも呼ばれる精練された絹の経糸と綿の緯糸でいったん仮織りし、その生地を型を彫り込んだ板で締め合わせ染料に浸し染色。染め上がりをほどき、経糸のみ取り出してずらしたり反転させてりして整経し、もう一度織り上げます。
柔らかく滲む色の重なりが創る幾何文はモダンで、色と色が交差し溶け入る美しいグラデーションを生み、この上なく洗練された印象となります。
丁寧に糸づくりされた絹の光沢に草木染料の透んだ色彩が染まり絣模様となって完成した作品は神々しいばかりの美しさを放ち、着る人を包み込むような優しい表情を見せてくれます。
国画会
昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。

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