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商品番号:2726

国画会会員 小島悳次郎作 縮緬型絵染 小紋地 「瓜唐草紋」 未仕立て品

商品詳細

未仕立て品

国画会会員

仮絵羽長さ 175cm 生地巾 35.5cm

※仕立て時の寸法ではありません。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

小島悳次郎

現在、国画会正会員で人気の高い小島貞二さんのお父様であり、昭和の型絵染作家の第一人者のお一人である故・小島悳次郎さん。昭和17年芹澤銈介に師事、隣家に移り住み深く民藝に触れ沖縄の紅型染め(型絵染め)の技法を身に附けるも民芸の枠に囚われず、何度も渡欧するほど傾倒した西洋美術・音楽への深い造詣から生まれるエキゾチックな感性あふれる意匠、独特の色彩感覚が魅力で今でも大変人気が高い作家さんです。戦争を挟んで非常にご苦労をされながらもその中で独自の研究創作を続けられ、後世に残る数々の素晴らしい作品を残されました。
独特の色彩感で、表現された力強い意匠をお手元で感じて頂きたいお品です。

型絵染め

型絵染めとは伝統的な型染と異なるもので、1956年(昭和31年)に民藝運動でも有名な人間国宝 芹沢銈介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に初めて使用されたものです。
型絵染は、模様の下絵を渋紙という丈夫な和紙にはり、その上から彫って型紙を作ります。
図柄以外の余白部分を切り落とし、できた型紙の上にくり返し糊を置き、連続した模様に合わせて色をさし、染める方法のことです。
図案を起こすところから染色を終え、糊が流されるまで、型絵染は数多くの行程のほとんどを一人で経て完成するものですが、長い染色史の中で各工程の職人たちが技術を磨き、型絵染文化を高めてきました。
作家独自の世界観、絵画的表現を追求する独創的な作品は、緻密で繊細な紋様を描き、型の持つキレの良さや鋭さ、くり返しの模様のおもしろさが見所です。

国画会

昭和期における有力な美術団体のひとつです。もともとは京都の日本画団体として始まった国画創作協会の第1部(日本画)が解散され、その第2部(洋画・工芸・彫刻)が名称を「国画会」と改めて国展とよばれる展覧会を発足したことに始まります。国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真などの美術分野を対象とした美術団体です。



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