商品番号:4445
小河正義作 重要無形文化財 越後上布 着物
商品詳細
重要無形文化財
仕立て上がり品
身丈肩 167cm 裄 68cm 袖丈 50cm 前巾 25cm 後巾 30cm
鉄色の越後上布地に、白と黄で彩られた花と絣模様を組み合わせ、引き締まった表情の中にも可愛らしさがこぼれ出るような野趣豊かな味わいの小河正義さん作 重要無形文化財 越後上布 着物です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
鉄色 深く渋い青緑
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
小河正義
夏の麻織物の最高級品として知られる越後上布は、苧績(おうみ)と呼ばれる作業から図案、染め、機織、雪ざらしまで、繊細さと根気が要求される手作業でつくられるため、江戸時代には20万反ともいわれた年間の製作反数も、近代化により激減しました。昭和30年に国の重要無形文化財に指定され、昭和48年からは後継者の育成事業が続けられていますが、現在は年間20反前後となっています。小河(おがわ)織物で素晴らしい作品の製作を統括されていたのが、故・小河正義さんです。織り上がった反物の確認証には、「麻匠 小河正義」とお名前が記されていますので、御存知の方も多いのではないでしょうか、また越後上布・小千谷縮布技術保存協会会長として、後継者の育成、技術の継承にも尽力されました。
越後上布
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される、苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物。福島県昭和村で生産される苧麻(ちょま)と呼ばれる麻の繊維を爪と指先で細かく切り裂いて、撚り合わせて紡いで糸にします。
1200年前から存在する日本最古の織物とされ、国の重要無形文化財であり、ユネスコ世界無形文化遺産にも指定されており、
(1)すべて手うみした苧麻糸であること。
(2)絣模様は手括りであること。
(3)地機で織ること。
(4)しぼ取りは湯もみによること。
(5)地白のものは雪晒しすること。
以上の条件を満たしたものが「越後上布」と呼ばれています。
透けるような薄さと軽さ、極上の夏織物。
盛夏の最高のお洒落着として、
季節の染め帯や古代布など様々な帯合わせをお試しくださいませ。
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