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商品番号:4573

足立康子作 丹波布 着物

商品詳細

仕立て上がり品

身丈肩 160cm 裄 69cm 袖丈 51cm 前巾 25cm 後巾 30cm

深い濃紺の地に、柔らかな藍の濃淡で青黛や天青の細縞を並べ、白の横段を重ねて格子柄の表情を織り出した、手紡ぎの木綿糸、つまみ糸を用いて、草木で染めて手織りしたざっくりとした風合いと素朴な美しさ、ふっくらとした温かさと静かな味わいが深まる、足立康子さん作 丹波布 着物です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

地色: 濃紺 
青紫みの黒

: 青黛 
深く渋い青

: 天青 
明るい青

※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。

足立康子

足立さんは、1950年に西宮市から佐治に嫁ぎ、 蔵に眠る天保6年 (1835) の丹波布の縞帳を見つけ、 当時すたれていた丹波布に魅せられ、 機織りや糸紡ぎをしてきたおばあさんの話を聞きながら、復興を夢見ました。 義母の足立たかさんが復興協会のメンバーでもあり、 協会と一緒に復興に尽くしました。 同協会はその後、 丹波布技術保存協会に改称。 東京の全国民芸展にも出品され、 注目されました。 
「手仕事と手織りの面白さ、 楽しさ、 草木染めの不思議な色に魅せられて今日まで続けられた。若い人が伝統を受け継いでくれているのはうれしい」と話し、今も機織りに励む毎日だそうです。

丹波布

丹波布は、明治時代の末期まで佐治地方で農家の片手間として織られ、縞緯・佐治木綿などとよばれていたものが、その価値を見出され、復興時の昭和28年に柳宗悦によって「丹波布」と名づけられました。
「丹波布」を形づくっている素材・技術・意匠・の3つの要素は、この地方独特の風土によって織られています。繊維は綿の手つむぎで、これに少量の屑繭からとった「つまみ糸」を緯に入れる。次に染色は、これもすべて、「草木染め」で、色調は大別して藍と茶で、藍は数段階に分け、それに榛の木・ねずみもち・かりやす・しきび・栗の実の皮・やまもも・やしゃぶしなどの茶系統をこれも数段階に染めて、これを経と緯にして織ります。
現在、数寄者や茶人にも愛されていますが、後継者が少ないなど問題点も多いです。



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