商品番号:3719
山下めゆ作 本場黄八丈 付下げ
商品詳細
仕立上がり品
身丈肩160、裄65,5、袖丈47、前巾26、後巾29,5㎝
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
山下めゆ
山下めゆさんの祖父『山下与惣右エ門』氏は幕末の染師として官納品の黄八丈を制作していました。
大正~昭和初期には華やかな化学染料の着物が流行し、東京の役人も化学染料を推奨しましたが、山下与惣右エ門氏は草木染めにこだわりました。
孫娘の山下めゆさん、ひ孫の山下八百子さんに技を伝授して昭和9年に亡くなりました。
山下与惣右エ門氏が江戸から持ち込んだ染釜は今も工房で活躍しているそうです。
山下めゆさんは代々続く山下家の初代作家として絶大な人気を誇ります。
山下めゆさんの作風は、時代的な背景もあり素朴な縞や格子の作品が多く見られ、晩年の作品は更に華やかさが加わりました。
第二次世界大戦の終戦後、洋装が主流になり再び政府から化学染料を使うように通達が出ましたが、山下めゆさんは祖父同様に草木染めを守ります。
山下家はその技法を変えず守り続け、1984年に山下めゆさんが人間国宝に認定されています。
黄八丈
黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。 染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安(コブナ草)、樺色はマダミ(タブの木)の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。染色と乾燥を何度も繰り返して定着させるその染色技術は、東京都指定無形文化財に選ばれました。
「染と織」の二段分業体制で行われる黄八丈は、優れた織り手が丹念に打ち込んだ布の心地良さは、袖を通す度に確かな満足を与え、上質な糸を手をかけて染め上げ、三代着ても色あせないといわれるほど強く渋みのある色合い、職人の技法によって表現される多彩な色は人々の心を引き付けます。
生糸を用いて手織りで織られ、平織のほかに、独特の織り模様を作り出す綾織も特徴的な織り技法の一つです。 綾織は光を反射して美しい光沢を出すと共に、身体に添うしなやかさと長い使用に耐える強さを備えます。
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