商品番号:4172
佐藤房子作 えぞ織 手織り 八寸名古屋帯 「蓮香布織」
商品詳細
仕立て上がり品
長さ 379.3cm 巾 30.8cm
蓮の茎から一本ずつ引き出した手積み蓮糸を緯糸に用いて織り上げ、他の自然布には無い質感を生み出し、美しい色合いに草木染した佐藤房子さん作の蓮香布織 名古屋帯です。
※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。
地色:
中紫 深く渋い紫
※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。
佐藤房子
佐藤房子さんは、独学で染織を始められ、特に地元北海道の植物である、ラベンダーやハスカップ、アロニアなどで草木染をした糸を使用して反物を織られています。
30年余り費やして完成した紬作品は「えぞ織」と名付けられました。
北海道では、染織で織りまでされる方は、たいへん少なく房子さんは数少ない作家さんです。
北海道の植物で染められた糸で織られた作品は、鮮やかでいて優しい色合い、見る人のきもちを暖かくしてくれます。
現在「えぞ織」は佐藤房子さんのみが制作されており、たいへん希少な織物となっています。
蓮香布織り
蓮の茎から繊維を取り出し織り上げる蓮織りは、世界的にも幻の布といわれています。
蓮は、約1億4000万年前の恐竜時代には既に地球上に存在していたという植物としては最古の貴重なものです。 その蓮の糸を使った織物は、インドのマハーバーラタの文献の一節に「蓮根、蓮絲を売る」という文章に記され紀元前四千年ごろから繊維として使われていたと見られます。
茎の収穫から糸の生産までのすべてが手作業でおこなわれ、熟練の技術と半年の期間を要する貴重なもので「幻の絲・幻の布」といわれていて、とても繊細なので手織りでないと織れない貴重で珍しい素材です。
蓮は、お釈迦様が蓮のつぼみから誕生さた言い伝えから仏教に大変縁が深く、現地でも高僧がまとう法衣や袈裟としてお寺に奉納するために織られるものがほとんどでわずかな量しか作っておらず、お袈裟を織り僧侶に寄進したのがはじまりです。
ミャンマー中部のインレー湖に咲く蓮。蓮の茎の周りにナイフで5㎝くらいずつ、切り目を入れて茎全体から繊維を傷つけないように丁寧に引き出します。蓮から作られる生地は、1mの布を作るために約1万本の蓮の茎が必要です。ひとつひとつ手作りで大変手間のかかる織物です。
手のぬくもりを伝える独自の素材で、蓮の香りに包まれ、冬は暖かく夏は涼しくつかえば使うほど、いっそう楽しめる風合いになっていきます。
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