特選きものコレクションメニュー

商品番号:4591

日本工芸会正会員 細見巧作 絽 綴織 八寸名古屋帯

商品詳細

日本工芸会正会員

仕立て上がり品

長さ 368.5cm 巾 30.5cm

綿密な綴織の技法で、揺れ動く波のような緻密で精緻な文様を織り出し、黒と紺鳶の細やかな色糸を用いて三角形のように連なる幾何文、うっすらと浮かび上がる縦縞を織り出した、微かに輝く金糸が奥行きを広げる日本工芸会正会員 細見巧さん作 絽 綴織 八寸名古屋帯です。

※サイズに関して、多少の誤差はご了承ください。

地色: 乳白色 
黄みの白

: 黒

: 紺鳶 
深く渋い青紫

※書籍版「定本 和の色事典」にて色合わせを行っております。リンク先の色と実物は異なる場合がありますのでご注意下さい。

細見巧

細見巧氏は、1952年、兵庫県に生まれ、京都市立芸術大学卒業後、1993年に日本工芸会正会員に認定されておられます。父である人間国宝の細見華岳氏を師匠とし、綴織の技法すべてを伝授されました。
残念ながら、父の華岳氏は、2012年に89歳でお亡くなりになりました。
細見巧氏は、華岳氏亡き後、細見綴織工房を受け継がれ、華岳氏に勝るとも劣らない、綴織の作品を織り上げておられます。
細見巧氏が織り上げる「綴織」とは、正式名称「西陣爪掻本綴織」といい、綴機という人の手足のみで操作する織機を使用し、柄を表現する緯糸を手作業で織り込む織技法は、日本美術織物の最高峰と呼ばれています。
文字通り「ノコギリの歯のように」刻まれた爪で、緯糸を一本一本掻き寄せ、織り手さんの感性によって織り込んでいき、筋立てという櫛で織り固めます。
一色ずつ、下絵を見ながら緯糸が縦糸をくるむようにして、手作業で織り込んでいくため、糸の色数に機械的な制限がなく、絵画のようなボカシやグラデーションを美しく表現できます。
緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品です。

1952年 兵庫県に生まれる
1977年 京都市立芸術大学卒業
1993年 日本工芸会正会員に認定される
1997年 日本伝統工芸染織展にて東京都教育委員会賞を受賞
1999年 日本伝統工芸染織展にて文化庁長官賞を受賞
2001年 日本伝統工芸染織展にて北國新聞社賞を受賞
銀座和光にて「うすはたの会」展出品
2005年 イギリスロンドンにて「うすはたの会」出品
2008年 日本伝統工芸近畿展にて日本伝統工芸近畿賞を受賞
2013年 「工芸からKOGEIへ」展出品(東京国立近代美術館工芸館)
2015年 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞受賞
2023年 京都工芸美術作家協会展 奨励賞受賞
現在  日本工芸会正会員/京都工芸美術作家協会会員

西陣

「西陣」は西陣織工業組合の登録商標です。
西陣という行政区域はありませんが、いわゆる西陣地区といった場合、上京区・北区を中心に、おおよそ南は丸太町通、北は上賀茂、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたりを指します。
「西陣」の名は、応仁の乱(1467年-1477年)の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことに由来します。
西陣織にたずさわる業者は、こうした京都市街の北西部を中心に集積しています。
西陣織とは、「多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物」の総称です。
昭和51年2月26日、国の伝統的工芸品に指定されました。
西陣の織屋は、平安朝以降連綿と積み重ねられてきた高い技術の錬磨に加えて、優れたデザイン創作のため、創造力や表現力への努力を重ね、「大舎人の綾」「大宮の絹」などと呼ばれる織物が作られ、また独自の重厚な織物は寺社の装飾に使用されてきました。
帯などの西陣織の製品には、証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
以前は他産地との区別化のため産地証明がなされていましたが、この番号が証紙に入ることによって、その製品がどこの織元で織られたものかがわかるようになりました。
この組合員番号がいつから始まったものであるかは、実は定かではありませんが、現在の西陣織工業組合の設立(昭和48年)より前の旧組織のもと、昭和20年代後半には既に存在していたようです。
また、番号は、必ずしも織元の古い順に付されているわけではなく、なかには古い織元でも、任意に二桁や三桁の番号を選ばれているところがあるようです。

日本工芸会

日本工芸会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に、伝統工芸作家や技術者などで組織されている日本の公益社団法人です。現在は、工芸分野重要無形文化財保持者を含めて正会員役1,200名が所属しています。「日本伝統工芸展」は日本工芸会が文化庁とNHK、朝日新聞社と主催する、日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的にした公募展です。昭和29年から1年に1回開催しており、日本工芸の技と美が集結する場となっています。他にも人間国宝を講師とする伝承事業や記録保存などを行うなど、無形文化財の保存や伝承および公開に関する事業を進め、その実績は他に比較するもののない唯一の組織です。



関連動画のご案内

ご案内

本サイトに掲載の全ての着物・帯は、実店舗で販売しております。
掲載品に関するお問合せ、ご来店の際のお申込みはお電話もしくは 下記メールフォームよりお申込みください。

お電話の場合はフリーダイヤル
 0120-109-529
メールの場合は下記お問い合わせフォームよりご入力のうえ、お問い合わせくださいませ。

※メールの返信は土日祝の場合、翌営業日となります。
メール受信拒否設定をされている場合は、info@tokusenkimono.com を受信できるよう変更お願いいたします。

メールで問い合わせる



    設定でPCメールからのメール受信拒否をされている場合、
    「info@tokusenkimono.com」
    を受信できるよう変更くださいますようお願いいたします。
    ※とくに携帯メールアドレスのお客様はご確認くださいませ。
    

    LINEで問い合わせる

    友だち済の方は「LINEで送る」ボタンより特選きものコレクション公式LINEに送信いただけます。



    お電話で問い合わせる

    検索項目を組み合わせて
    お探しいただけます。